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「沈黙‐サイレンス‐」8月2日BD化。遠藤周作の名作をスコセッシ監督が実写化
2017年5月23日 07:50
遠藤周作の小説「沈黙」を、マーティン・スコセッシ監督が実写映画化した「沈黙‐サイレンス‐」が8月2日にBlu-ray、DVD化される。本編BDと本編DVDに加え、特典DVDを2枚同梱したプレミアム・エディション(品番:BASL-81097)の価格は7,800円、本編BDのみの通常版(BAS-81097)は4,743円、DVDの通常版(TADD-81097)は3,800円。発売元はKADOKAWA/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント。
江戸初期、隠れキリシタン弾圧下の日本が舞台の作品で、原作小説は谷崎潤一郎賞を受賞。1969年に英訳されて以来、世界各地でさまざまな言語で読み継がれている。1988年に原作と出会ったマーティン・スコセッシ監督が、28年の間、いくつもの困難を乗り越えて映画化を実現させた。
主演は「アメイジング・スパイダーマン」シリーズのアンドリュー・ガーフィールド。「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のアダム・ドライバー、「シンドラーのリスト」「96時間」のリーアム・ニーソンが脇を固めている。日本からは窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシらが参加。日本人スタッフチームが、美術、時代考証なども担当している。
本編BDは、英語、日本語音声をDTS-HD Master Audio 5.1chで収録。字幕は日本語と、聴覚障害者用日本語字幕、英語を収録する。本編は約161分。29分の特典映像も収録しており、「『沈黙-サイレンス-』完成までの旅」、予告編集が楽しめる。DVD版本編ディスクにも、同様の特典映像を収録する。
プレミアム版は、この本編BD+DVDに加え、特典DVDを2枚同梱。1枚目には、監督とキャストによる記者会見の様子と、監督インタビュー、窪塚洋介 浅野忠信 イッセー尾形 記者会見、L.A.プレミア、監督の記者会見、ジャパン・プレミア舞台挨拶、初日舞台挨拶、窪塚洋介や浅野忠信のインタビュー、遠藤周作の長男である遠藤龍之介インタビュー、遠藤周作門下の作家加藤宗哉インタビュー、特別プロモーション映像を収録。
2枚めには、NHK BS1スペシャル「巨匠スコセッシ“沈黙”に挑む~よみがえる遠藤周作の世界~」を収録。なお、放送時の内容と一部差異があるという。
豪華三方背ケースや限定デジトレイ仕様となるほか、特製ブックレット「『沈黙-サイレンス-』の足跡」(60ページ)も同梱。ブックレットのために書き下ろされた記事が掲載されており、遠藤周作と師弟関係にあった加藤宗哉による「遠藤周作の世界」や、キャストとして名を連ねる映像作家・塚本晋也による「マーティン・スコセッシの世界」のほか、映画評論家・コラムニストとして著名な町山智弘、遠藤周作研究の第一人者・山根道公による特別寄稿も収録。遠藤周作文学館の協力のもと、探訪記としての視点から映画に切り込んだ「沈黙の舞台」や、劇場パンフレットには収録できなかった15,000字に及ぶプロダクションノート(制作の舞台裏)も収録する。
あらすじ
17世紀、江戸初期。幕府による激しいキリシタン弾圧下の日本。高名な宣教師の棄教を聞き、その弟子のロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)らは長崎へと潜入する。
彼らは想像を絶する光景に驚愕しつつも、弾圧を逃れた“隠れキリシタン”と呼ばれる日本人らと出会う。しかしキチジロー(窪塚洋介)の裏切りにより、遂にロドリゴらも囚われの身となり棄教を迫られる。
守るべきは大いなる信念か、目の前の弱々しい命か。心に迷いが生じた事でわかった、強いと疑わなかった自分自身の弱さ。追い詰められた彼の決断とは……。
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