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LINEのスマートスピーカー「WAVE」、先行版の発送が8月23日に延期「ソフトの一部に不具合」

 LINEは17日、クラウドAIプラットフォーム「Clova」を搭載したスマートスピーカー「WAVE」先行体験版のユーザーへの発送時期を、8月23日に延期した。発表当初は7月下旬、その後は8月上旬~中旬を目安とアナウンスしていた。延期の理由を公式Twitterで「ソフトウェアの一部に不具合が生じたため」と説明している。

LINEのスマートスピーカー「WAVE」

 「WAVE」先行体験版は7月14日から予約販売を1万円(税込)で開始し、現在は完売している。正式版は近秋発売予定で、価格は15,000円(同)となる。先行版と正式版はハードウェアは共通のため、先行版も後日のアップデートでフル機能を利用可能になる。

 「Clova」は、LINEが開発したクラウドAIプラットフォームで、LINEと、韓国の検索ポータル「NAVER」が持つ開発技術や、豊富なコンテンツ、サービスを活用している。

 WAVEは、このClovaを搭載したスマートスピーカー。先行体験版では、音楽機能を軸に、音声を通じて、「何か音楽を再生して」や「今日の天気を教えて」といった会話で、音楽の操作や天気予報、アラーム設定などに対応。

 さらに、音楽配信サービス「LINE MUSIC」(月額960円/税込、学割月額:480円/税込)が6カ月間セットになっており、LINE MUSICの4,000万曲以上の楽曲をWAVEで楽しめる。楽曲名やアーティスト名で聴きたい曲を指定するだけでなく、その時の雰囲気やユーザーの気分に合った曲を「WAVE」に推薦してもらうことも可能。

 秋以降の正式版では、ニュースの読み上げや、スケジュール管理、赤外線コントローラによる家電のON/OFF操作などの機能を追加する。

 音質にもこだわっており、低音用20Wウーファ×1、高音用5Wツイーター×2を搭載。IEEE 802.11b/g/nの無線LANやBluetoothも搭載し、Bluetoothスピーカーとしても機能する。