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キヤノン、高速AF/BLE搭載の小型ミラーレス「EOS M100」。1080/60p動画対応

 キヤノンは、ミラーレスカメラの新モデル「EOS M100」を10月上旬より発売する。価格はオープンプライス。キヤノンオンラインショップ直販価格は、ボディ単体が53,500円、ズームレンズ「EF-M15-45 IS STM」が付属するキットが68,500円。ダブルレンズキットは82,500円、ダブルズームレンズキットは91,500円。カラーはホワイト、ブラック、グレーの3色。

EOS M100

 EF-Mマウントを採用したミラーレスカメラ「EOS M」シリーズのエントリーモデル。「M10」('15年発売)の後継機種で、新たにデュアルピクセルCMOS AFに対応した有効2,420万画素のAPS-Cセンサーを採用し、フォーカス速度と精度を大きく向上させた(M10はハイブリッドCMOS AF II)。画像処理エンジンは「DIGIC7」。ボディ内5軸手ブレ補正を備える。シャッター速度は最高1/4,000秒、連写のコマ速はAF固定で約6.1コマ、AF追従で約4コマ。常用感度は最高ISO 25600を実現した。

グレー(左)、ブラック(上)、ホワイト(右)の3色

 「クリエイティブアシスト」機能を、M10から引き続き搭載。設定項目の言葉を「(絞りを)ぼかす~くっきり」などに言い換え、カメラに詳しくない人でも自分好みの写真表現にこだわれる。新たに、写真の色味を調整する「色あい2(マゼンタ/グリーン)」を追加した。

ダイヤルは上位機種「M6」のような高級感あるデザインに

 動画撮影機能は最高1080/60pまで対応。記録フォーマットはMPEG-4 AVC/H.264(MP4)。タイムラプス動画撮影にも対応する。また、対応レンズ装着時は、ボディ内電子手ブレ補正機能を使ったコンビネーションISが利用できる。

動画は1080/60p撮影に対応

 無線LANとNFC対応のBluetooth機能を内蔵し、スマートフォンと連携してアプリ「Camera Connect」から操作可能。BluetoothはBLE(Bluetooth Low Energy)をサポートし、低電力で常時接続できる。ワイヤレスで画像転送やカメラのリモコン操作などが行なえる。また、スマホのGPSを利用して撮影画像に位置情報を記録する「GPSモバイル連携」も進化。M10では無線LAN接続時に利用できたが、M100ではBluetooth接続で常時位置情報を付加できるようになった。

 背面液晶モニタは3型約104万ドットで、上方に180度回転できるチルト式。自撮りやローアングル撮影に対応する。外形寸法は108.2×35.1×67.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は本体のみで約302g。

チルト式液晶モニターを搭載

 キヤノンオンラインショップ限定の別売オプションとして、ポリカーボネートや合皮レザーを使った9種類のフェイスジャケットや、3種類のストラップ&レンズキャップケースを用意。発売に合わせてM100購入者に先着でプレゼントするキャンペーンも展開する。

別売オプションのフェイスジャケット
フェイスジャケットを装着したところ
ストラップ&レンズキャップケース(LIGHT BROWN)