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4K対応、HDR/SDR混在編集もできる映像編集ソフト「EDIUS 9」
2017年10月20日 15:01
グラスバレーは、HDR映像編集に対応したプロ向け映像編集ソフト「EDIUS 9」を11月上旬より順次発売する。ソフト単体の「EDIUS Pro 9」は11月上旬発売で、通常版は59,800円。EDIUS Pro 8からのアップグレード版と、アカデミック版は各24,800円。さらにEDIUS 2~7やEDIUS Neoシリーズユーザー向けのジャンプアップグレード版も39,800円で発売する。
クラウドプラットフォーム上で利用できる、業務用のフローティングライセンスパッケージは2018年4月に提供開始予定。また、EDIUS Workgroup 9を搭載したターンキー製品も'18年4月以降に出荷開始する。
放送局やデジタルシネマ、プロダクションなどをターゲットとした映像編集ソフトで、新たに4Kを含む様々なHDR、Log素材のリアルタイムネイティブ編集に対応。
数多くのカラースペースに対応し、自由自在にカラーグレーディングを行なえるプライマリーカラーコレクションビデオフィルターを利用可能。プロジェクト単位のカラースペース設定によるSDR/HDRの混在編集も行なえる。放送局やWeb用のHDRメタ付加ファイルエクスポートが可能で、HDR納品に最適化されたワークフローを構築できるとする。
キヤノンのHDR収録フォーマット「Cinema RAW Light」のネイティブデコードをサポート。また、各カメラメーカーの静止画RAWファイルやCinema DNG、DPXファイルを活用した映像制作も行なえる。ドローンやスマートフォン素材のネイティブ編集もサポートする。
ユーザーインターフェイスも改善。編集画面の視認性や使い勝手を向上したという。
メディア統合管理アプリケーションとして「Mync Standard」を搭載し、新たにメタスマートサーチ機能を追加した。各コンテンツにはコメントやレーティングなどのメタデータを登録でき、ストーリーボードビデオ編集・スマート検索・タグ管理・取り込み履歴・アップロードなどの機能を備える。
サードパーティのハードウェアに対応し、BlackmagicやAJAのハードウェアを活用した高品質なビデオ出力をサポート。そのほか、有料オプションとして「DNxHD オプション」(49,800円)を用意している。