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EIZO ColorEdgeとEDIUSが連携、カラーモードが自動切替
2018年5月17日 16:52
EIZOは、グラスバレーと協業し、映像編集ソフト「EDIUS Workgroup 9」の最新バージョン「9.2」にColorEdgeディスプレイの表示設定をコントロールする機能を搭載。これまで手動で行なう必要があったカラーモード切り替えを自動化し、編集作業を効率化した。
映像編集工程では、制作するコンテンツによって色域や明るさが異なるため、その目標値に合わせて編集ソフトと作業用モニターの両方を正しく設定する必要がある。従来の設定は、ディスプレイのボタンを押して手動で行なう必要があったが、設定を忘れたり切り替えに手間取るという問題があった。そこでEIZOは、グラスバレーにColorEdgeのSDK(ソフトウェア開発キット)を提供。ColorEdgeのカラーモードをコントロールする「モニターコントロール機能」を、「EDIUS Workgroup 9」の最新版「9.2」に搭載した。
モニターコントロール機能により、EDIUS Workgroup 9のプロジェクト設定でカラースペースを選ぶと、ColorEdgeの表示設定が自動的に同期し、関連付けられたカラーモードに自動で切り替わる。切り替えにかかる手間と時間を削減でき、設定の切り替え忘れも回避できるとする。
対象機種は、以下の液晶ディスプレイ4製品。なお、EDIUS Workgroup 9は、国内ではEDIUSのターンキーシステムのみに搭載されている。
- ColorEdge PROMINENCE CG3145
- ColorEdge CG319X(対応予定)
- ColorEdge CG318-4K
- ColorEdge CG248-4K
EDIUS 9は、4Kを含むHDR映像編集に対応。対象のColorEdge4機種はHDR対応のカラーモードを搭載しているため、SDR/HDRコンテンツの混在編集にも対応する。
EDIUS 9 Ver 9.2の主な新機能は以下の通り。
- HDR編集に対応した新しいビデオスコープ(nits表示、RGBパレードの追加など)
- カラースペースリストの編集機能
- カラースペースの追加(ARRI - ALEXA Wide Gamut/Log C、DJI - D-Gamut/D-Log)
- EIZO 4K HDRモニターコントロール (※EDIUSターンキーのみ)
- MyncのHDR対応(プレビュー、ストーリーボード編集、エクスポート)
- Canon Cinema RAW Light デコードパフォーマンスの向上
- Apple ProRes MXFインポート
- Sony VENICE RAWインポート
- Matrox IO hardware driver v8対応