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セラミック振動板採用ハイブリッドイヤフォン「HYLA(CE-5)」。26万円の純銀「LA-1」
2017年11月1日 11:10
サイラスは、新オーディオブランド「HYLA(ハイラ)」を発表し、第1弾としてハイブリッドイヤフォン「CE-5(HYLA)」と、バランスドアーマチュアドライバ10基による「LA-1(Nerva X)」を11月12日より発売する。価格はオープンプライスで、直販価格はCE-5が99,800円(税込)、LA-1が268,000円(税込)。
HYLAは、オリオラス製品の開発で培った技術を進化させ、「上質な音を楽しみたい、音楽鑑賞の世界をより豊かにしたい」という「至尊の体現」をコンセプトに開発した新ブランド。11月3日から東京・中野で開催される秋のヘッドフォン祭2017に台数限定で先行販売する。
HYLA(CE-5)
新開発のHYLA-I型エンジン「Trident Engine」を搭載した、ハイブリッド型イヤフォン。ダイナミック型ドライバ×1と、バランスドアーマチュアドライバ×2に加え、セラミック振動板ドライバー×1も搭載する。
セラミックドライバーは、20kHz以上の可聴域を超えた周波数帯を駆動するためのもので、オーディオ用途に特化した7層構造の振動板を採用。これにより高い安定性と駆動能率を得ているという。
このセラミック振動板ドライバーとダイナミックドライバーを同軸配置することで、ドライバーが相互に干渉することなく、広帯域に渡りフラットでバランスの取れたサウンドを実現。周波数特性は20Hz~40kHz、出力音圧レベルは97dB@1kHz。インピーダンスは8.9Ω。
ケーブルは1.2mのCIEM銅線で、イヤフォン側端子は2pin。プラグは3.5mmステレオミニ。フォームイヤーチップ(S/M/L)や、シリコンイヤーチップ(XS/S/M/L)、クリーニングツール、ソフトケースが付属。ケースは、VanNuysに特注した専用のものとなる。
Nerva X(LA-1)
「究極のラグジュアリーを提供する」というイヤフォンで、ハウジング部は全て鋳造による純銀製。金属筐体の採用により、高い遮音性を実現しているという。
ドライバユニットは、左右10 基ずつ(合計20基)のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバ。なお、帯域別のドライバ構成は非公開。中域部分を担当するドライバーには、オープン型BAドライバを使用。純銀筐体内部の響きとオープン型BAによる響きの相乗効果を生み出し、「数値測定のみに頼らない綿密なチューニング」を行なったという。
周波数特性は20Hz~20kHz、出力音圧レベルは102dB@1kHz。インピーダンス24Ω。ケーブルは1.2mのCIEM銅線で、イヤフォン側端子は2pin。プラグは3.5mmステレオミニ。フォームイヤーチップ(S/M/L)や、シリコンイヤーチップ(XS/S/M/L)、クリーニングツール、VanNuys特注のソフトケースなどが付属する。ケースのフラップ部分は、高級感のある革を使用している。