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Mark Levinson、A級動作フォノイコライザやUSB DAC搭載アンプ「No585.5」
2017年11月30日 14:29
ハーマンインターナショナルは、Mark Levinsonブランドの新製品として、A級動作フォノイコライザやUSB DAC機能も搭載したプリメインアンプ「No585.5」を、2018年初旬に発売する。価格は160万円。
既発売のプリメイン「No585」に、A級動作のフォノイコライザーアンプを搭載したモデル。
フォノイコライザーアンプにも、設計思想である左右チャンネルの完全独立、バランスを設計を採用。ミリタリーグレードの窒化タンタル薄膜チップ抵抗や、低損失ポリプロピレンフィルムコンデンサなどの高品質部品も投入。これらをニッケルメッキを施したスチール製CLAMSHELLシールドに包みこむことで、外部からの電界、磁界の影響も排除した。
MMカートリッジでの入力ゲインは固定、キャパシタ負荷は5種類から選択可能、MCカートリッジでは3段階の入力ゲイン調整に加え、10種類の抵抗負荷を選択できる。レコードの反りなどから発生する、可聴帯域以下のノイズを低減する為に15Hz以下をカットする2ndオーダーのハイパスフィルタも搭載する。
ESS製のSabre 32bit DACを搭載。Mark Levinson独自のジッターフリー回路と組み合わせ、「録音された音楽データからその空気感までも再現する」という。完全バランス設計でディスクリート構成のI/V変換回路も装備する。
デジタル入力はUSB×1、AES/EBU×1、同軸デジタル×2、光デジタル×2を装備。PCMは192kHz/32bitまで、DSDは5.6MHzまで再生可能。DoPには非対応。圧縮音源の再生時に利用する「Clari-Fi」技術も備え、失われた情報や帯域幅を再構築して再生できるという。
パワーアンプ部の出力は200W(8Ω)、350W(4Ω)で、2Ω負荷まで動作保証。スピーカーターミナルは、ハリケーンタイプ大型バインディングポスト×2ペアで、バナナプラグ・ソケット付き。RCAアンバランスのアナログ出力端子も備え、可変出力/固定出力の切り替えが可能。
消費電力は350W。外形寸法は438×507×193mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は32.6kg。リモコンが付属する。