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ホテル「葛城北の丸」に、ヤマハの最高級オーディオ設置。CD/レコード持ち込み可

 静岡県袋井市にあるホテル「葛城北の丸」は、離れにある客室棟「梅殿」に、ヤマハの最高級オーディオセットを設置。利用者が音楽を楽しむ“オーディオ鑑賞ラウンジ”として12月15日から提供する。利用できるのは宿泊者で、利用料は無料。利用時間は10時~21時までで、一回の利用時間は2時間程度。事前予約も可能という。音源はレコード、CD、SACDに対応でき、利用者が用意する形となる。

静岡県袋井市にあるホテル「葛城北の丸」

 葛城北の丸はヤマハリゾートが運営しているホテルで、北陸の失われていく貴重な古民家を移築。伝統的な日本建築の技術と、ヤマハの木工技術で造られた建物、優雅な日本庭園で構成。2002年には、サッカーワールドカップ日本代表のトルシエ監督が、北の丸を「サムライたちが心身を休める場所」と位置づけて合宿地とした。客室数は49室。

 高級オーディオが設置される「梅殿」は、 格式高い庄屋の古民家をそのまま移築したもの。天井が高く、極太の梁や柱、ムク板の床張りなどで構成され、「自然で理想的な音場空間」だという。

高級オーディオが設置される「梅殿」

 設置する機器は、ハイエンドスピーカー「NS-5000」(150万円)、プリメインアンプ「A-S3000」(47万円)、CDプレーヤー「CD-S3000」(43万円)、さらに往年のレコードプレーヤー「GT-2000L」も用意。1982年発売で、当時の価格は158,000円。「Gigantic & Tremendous」という設計思想で開発された、5層高密度パーティクルボードを使用した14.5kgの重量級キャビネットなど、ヤマハの木工技術を駆使したレコードプレーヤーとなっている。

「梅殿」に設置された高級オーディオシステム

 ヤマハリゾートは、「住宅環境や音に対する意識の変化に伴い、音楽を思いのままに楽しめる環境や機会が少なくなっている」とし、「葛城北の丸で心ゆくまで音楽鑑賞を楽しみ、寛ぎの時間を過ごしていただきたい。ご宿泊の際は、ヤマハのこだわりの音を是非ご体感ください」としている。