WOWOW、リーガ・エスパニョーラのレアル VS バルセロナを4Kライブ配信

　WOWOWは、12月23日にWOWOWライブで生中継する「スペインサッカー リーガ・エスパニョーラ 伝統の一戦クラシコ」の映像を、4K映像でも配信する実証実験を実施する。日時は12月23日夜8時30分から。グループ会社のアクトビラと協力し、ハイブリッドキャスト対応テレビ向けの実験となる。

スペインサッカー リーガ・エスパニョーラ「伝統の一戦クラシコ」

　実験では「スペインサッカー リーガ・エスパニョーラ 伝統の一戦クラシコ 第17節 レアル・マドリードVSバルセロナ」を放送と4K配信で提供。

　インターネット回線に接続し、4Kネット動画配信に対応するハイブリッドキャスト搭載テレビの利用者は、画面上に表示された切り替えボタンをワンタッチすることで4Kライブ配信にアクセスし、シームレスかつリアルタイムに同じテレビ画面上で番組を4K映像で楽しめる。

　今回の実証実験では、 各家庭のネット環境に合わせてビットレートを自動で切り替える「アダプティブ・ビットレート技術」を活用し、より最適化された4K映像を提供できるようにする。同時に、コンテンツを高速で安定して届けるネットワーク「CDN(Contents Delivery Network)」も活用し、同時多数接続にも対応できる仕組みを新たに導入。今後の実用化を意識した形で実験を行なう。

　ハイブリッドキャストは、 放送と通信を連携させるテレビ向けのサービスで、インターネット経由で豊富な情報をテレビに提供できる。今回の実験は、WOWOWが重点戦略に掲げる「放送とWebが連動したTV向けの新サービス開発」の1ステップに当たり、現在検討中のテレビ向け「4Kライブ映像提供」サービスの実現を視野に入れた取り組みとなる。