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DJI、一眼を搭載できる片手ジンバルRonin-S、15時間使えるスマホ用Osmo Mobile 2

 DJIは、現地時間の9日から米国ラスベガスで開催されるCES 2018に合わせ、一眼レフやミラーレスカメラを搭載できる片手用ジンバル「Ronin-S」と、スマートフォン向けジンバルの新機種「Osmo Mobile 2」を海外で発表した。Ronin-Sは2018年第2四半期に発売で、価格は発売前に発表する。Osmo Mobile 2は129ドルで、2月の発売が予定されている。

Ronin-Sに一眼レフを搭載したイメージ

Ronin-S

 一眼レフやミラーレスカメラ用としてはDJI初となる、片手スタビライザー。強力な3軸ジンバル技術を使い、滑らかで揺れのない映像や写真撮影ができるという。

 大きなカメラも搭載できるよう、強力な高トルクモーターを採用。キヤノンの5D、パナソニックのGHシリーズ、ソニーのαシリーズなどに対応する。

 セットアップを簡単にできるよう設計。新しいプッシュモードを使うと、パンとチルトの軸を手で調整できる。また、カメラをロール軸よりも高く搭載することで、カメラのモニタを遮る事なく、常に目線の高さに保ちながら撮影が可能。人間工学に基づくデザインを採用し、Ronin-Sを吊り下げモードからアップライトモードへ1アクションで、手ブレなくスムーズに配置シフトできる。

 「Ronin」アプリを使い、パノラマやハイパーラプス、トラック、CamAnchorなどの複雑な動きを自動的に作成したり、シーン内の特定のカメラ位置を指定できる。SmoothTrackの設定カスタマイズなどもアプリから可能。

グリップ部分とジンバルを分離できる

 グリップ部分とジンバルを分離でき、ジンバルとカメラをラジコンに取り付けてローアングルで撮影するといった使い方も可能。専用のDJI FocusコマンドユニットをアクセサリーDockに取り付けて、標準ハンドルでの操作時に、フォーカスコントロールが可能。デュアルハンドヘルドバーを取り付けることもできる。

 DJIのProアクセサリと互換性があり、車両マウントソリューション、DJIマスターフォース、DJIマスターホイール、外部フォーカスモーターなども使える。バッテリはホットスワップが可能で、長時間の撮影に対応可能。

Osmo Mobile 2

 スマートフォン向けの片手ジンバル。'16年発売の初代Osmo Mobileから軽量化したほか、よりコントロールが簡単になり、バッテリ持続時間も長くなった。

Osmo Mobile 2にスマホを取り付けたところ

 3軸ジンバル技術を搭載し、搭載したスマートフォンの揺れを抑えて、安定した動画や静止画撮影が可能。SmoothTrackテクノロジーがカメラの動きを検出して補正する。

 軽量化するために、筐体は高強度の変性ナイロンで作られている。重さは485gで、外形寸法は72×113×295mm。駆動時間も15時間に伸びている。また、スマートフォンを充電しながらライブ配信するといった使い方も可能。

 搭載したスマートフォンの横向き、縦向きを切り替えられるほか、1/4インチのスクリューマウントも備え、カメラ用アクセサリが取り付け可能。

搭載したスマートフォンの横向き、縦向きを切り替えられる

 DJI GOモバイルアプリを使い、Osmo Mobile 2からスマートフォンを操作しての撮影が可能。新たに搭載したズームスライダーを使い、スマートフォンでも滑らかなズーム撮影が可能。ドリーズームもできるという。動きのある被写体を自動的にカメラが追従する「ActiveTrack」や、動きのあるタイムラプス撮影を行なう「Motion Timelapse」、「ハイパーラプス」なども利用可能。静止画撮影でパノラマ、長時間露光、LightTrailモードなども利用できる。