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ローランド、ギターと無線接続するギターアンプ。Bluetooth音楽再生も可能

 ローランドは、現地時間の9日から米国ラスベガスで開催されるCES 2018に合わせ、BOSSブランドの新製品を発表。Bluetoothスピーカーとしてスマートフォンなどと連携でき、ギターとワイヤレスで接続できるギターアンプ「KATANA-AIR」を4月に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は税込みで43,000円前後。

ギターアンプ「KATANA-AIR」の使用イメージ

 ギター専用に設計されたワイヤレス・トランスミッター(送信機)と、ギターアンプのセット。送信機をギターに接続する事で、ギターとアンプをワイヤレスで繋ぐことができ、すぐに演奏できるという。また、BOSSの独自技術を用いる事で、遅延を抑えた、超低レイテンシーな再生を可能にしている。

ギターアンプ「KATANA-AIR」
ギター専用に設計されたワイヤレス・トランスミッタ

 スマートフォンやタブレット(iOS/Android対応)と、Bluetoothでの接続も可能。スピーカーとして音楽を再生するほか、その再生に合わせてギターを弾く事もできる。

 テーブルトップサイズながら、ステージ用の大型アンプ同様の本格的な音色と弾き心地を得られるという“KATANAアンプのサウンド”を実現。ツマミ操作でゲイン、ボリューム、マスターに加え、3バンドでの音色調整も可能。高品位なエフェクトも搭載し、工場出荷時には6つのプリセット・サウンドを装備。「ブルース、ジャズからハードロックまで、幅広い演奏に対応する」という。

本体のツマミ

 専用アプリを使い、スマートフォン/タブレットからの音色調整も可能。本体に内蔵した50種類以上のエフェクト群を駆使し、多彩な音色づくりができる。作成した音色はアンプ本体に6種類まで記憶でき、すぐに呼び出せる。専用アプリは、Webサイト「BOSS TONE CENTRAL」から無料でダウンロードでき、同サイトでは様々なスタイルの音色も用意している。

 7.5cm径でステレオ仕様のカスタム・スピーカーを備え、最大30W出力を実現。「クリーンな音色から激しい歪みまで、ギターをダイナミックに表現する本格的なアンプ設計」になっているという。電池での駆動も可能で、その場合は出力が最大20Wとなる。アルカリ電池を使った場合の持続時間は約7時間。

BOSS KATANA-AIR Totally Wireless Guitar Amp System

 送信機は充電式で、ギターアンプ本体のDockに挿す事で充電できるほか、ワイヤレス設定も挿す事で完了する「オート・ワイヤレス・コネクション」機能を搭載。なお、送信機は1回の充電で約12時間のワイヤレス接続が可能。

送信機は充電式で、ギターアンプ本体のDockに挿す事で充電できる

 Bluetoothや送信機以外にも、アナログの音声入力、AUX入力、ステレオミニのヘッドフォン出力、レックアウト、USB端子などを備えている。

 外形寸法は、350×144×181mm(幅×奥行き×高さ)で、電池を省いた重量は2.2kg。