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GoPro、ドローン事業撤退。Karmaのサポートは継続

 GoProは、「Karma」などのドローン事業から撤退する。8日(米国時間)に2017年第4四半期の暫定決算を発表し、その中で、Karmaの在庫の販売が終わった後に、ドローン事業から撤退することを明らかにした。

GoPro Karma

 撤退の理由については、「Karmaは、2017年に同じ価格帯の製品の中で2番目のマーケットポジションを獲得したものの、市場の競争が厳しい。また、欧州や米国の規制環境もより厳しくなっている」と言及している。なお、ドローンのビジネスは終了するが、Karma利用者向けのサポートは継続する。

 これに伴い、全世界で1,254名の従業員を1,000名以下に削減し、Nicholas Woodman CEOの2018年給料を1ドルに減額する。

 GoProは、2016年10月発売のKarmaでドローン市場に参入したが、直後にパワーを失う問題等でリコール。同年11月に販売再開し、日本でも2017年6月から販売していた。

 GoProの第4四半期の売上高は約3.4億ドル。約8,000万ドルをHERO6 BlackやHERO5 Black/Session、およびKarmaの価格維持に費やしたことが、予想を下回る売上の大きな要因としている。なお'17年12月10日にHERO5を値下げしたところ、販売が2倍以上に急拡大。また、HERO6 Blackも1月7日に499ドルから399ドルに値下げした。また、近日中に全天球カメラ「Fusion」も発売予定。