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STAX創立80周年記念イヤースピーカー「SR-L300Limited」。黒いドライバーユニットも

 スタックスは、コンデンサ型ヘッドフォン「イヤースピーカー」のエントリーモデル「SR-L300」の80周年記念特別モデル「SR-L300Limited」を2月下旬に発売する。価格は67,500円で、800台限定となる。

SR-L300Limited

 また、ドライバーユニット「SRM-353X」のブラックモデル「SRM-353XBK」もSTAX創立80周年モデルとして発売。価格は88,000円で、300台限定となる。

SR-L300Limited

 プッシュプル・エレクトロスタティック(静電型)のヘッドフォン。「SR-L300」('16年発売、4万円)をベースに、STAX創立80周年を記念して開発。発音帯にラムダシリーズ最上位機種と同等の「MLER長音形発音ユニット」を採用したほか、80周年記念モデルの証となるゴールドネームプレートを採用した。

 エンクロージャはオープンタイプ。再生周波数帯域は7Hz~41kHz。静電容量は110pF(付属ケーブルを含む)。インピーダンスは145kΩ(10kHzで付属ケーブル含む)。音圧感度は101dB/100Vr.m.s.入力/1kHz。

 ヘッドパッドの高さの調整部には、スライド式のアークアッセイを採用し、装着感を高めた。イヤーパットは人工皮革。ケーブルの芯線には新設計の幅広低容量高純度OFCを採用した。平行6芯構造で、長さは2.5m。重量はケーブルをふくめて486g、本体のみで360g。

SRM-353XBK

 2015年発売のドライバーユニット「SRM-353X」(シルバー)のボディカラーをブラックとしたSTAX創立80周年モデル。カラーがブラックとなっったほか、80周年モデルの証となるゴールドネームプレートを装着している。

SRM-353XBK

 初段にオリジナルのローノイズデュアルFETを採用し、カップリングコンデンサを使わない全段直結AクラスDCアンプ構成により、情報量の多い素直な音質を追求。出力段には、ブラッシュアップしたというエミッタ―フォロワーを採用し、広帯域化。高域のダイナミックレンジを拡大している。

 カスタムメイドの2軸4連ボリュームを採用。シャーシは伝統の非磁性アルミ合金製。入力はXLRバランスとRCAアンバランス(排他仕様)。

 周波数特性はDC~90kHz(SR-Lシリーズ1台利用時)。定格入力レベルは100mV/100V出力時、増幅度60dB。入力インピーダンスは50kΩ(バランス時50kΩ×2)。消費電力は30W。外形寸法は150×360×100mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3kg。