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i-dio、福岡タワーからの送信出力強化で福岡地区の受信環境向上

 VIPは1日、VHF-Low帯を利用したマルチメディア放送サービス「i-dio」の福岡地区において、福岡タワーからの送信出力を増力。受信環境を向上させた。

増力後の屋内、屋外受信のめやす地域

 i-dioの基幹放送局提供事業者(ハード事業者)であるVIPは、福岡地区において、福岡タワーから2016年3月の開業以来、 500Wで送信していたが、都市部におけるビル陰、室内などでの受信を改善するため、出力を3kWに増力する申請を総務省に提出。変更許可を受けて、2017年12月11日から試験電波を発射していた。

 2月1日に、出力を3kWに増力する作業を完了。総務省からも新たに3kW出力の免許状が交付され、本運用を開始した。

 増力により、福岡都市部での受信がより良好になるほか、放送エリアも一部拡大する。「屋内等でのデジタルラジオサービスの利用環境の向上や、自治体向け防災情報伝達システムV-ALERTにおいて、各地の自治体から問い合わせをいただいている、緊急情報を住民に伝達する戸別受信機のサービス提供が可能な自治体の拡大が期待される」という。