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ポタ研にAKG新フラッグシップイヤフォン「N5005」、Lotoo「PAW Gold 2」登場
2018年2月10日 14:52
東京・中野にあるAV機器の専門店フジヤエービックが主催する「ポータブルオーディオ研究会(ポタ研) 2018冬」が、2月10日に中野サンプラザの15階で開催。ヘッドフォン/イヤフォンの国内外メーカーが、初披露モデルを含めた新製品を多数出展するイベントで、時間は10時30分(開場)～17時。入場は無料。ハーマンインターナショナルのブースでは、AKGの新フラッグシップイヤフォン「N5005」が参考出品された。
日本での発売日や価格は未定だが、海外では春頃に999ドルとアナウンスされており、「日本でも同じ時期に登場する見込み」だという。
4基のBAドライバと、9.2mm径のダイナミック型ドライバを組み合わせた4ウェイ、5ドライバのハイブリッドタイプ。それでいてコンパクトなハウジングが特徴で、再生周波数特性は10Hz～40kHzで、感度は116dB SPL/V@1kHz。インピーダンスは18Ω。
AKGのイヤフォンではお馴染みになりつつある、メカニカル・チューニング・フィルタの交換が可能。出荷時には標準(REFERENCE)が装着されているが、それに加えて低音域ブースト(BASS BOOST)、中高音域ブースト(MID HIGH BOOST)、高音域ブースト(HIGH BOOST)のフィルタも付属。ユーザーが付け替える事で、音のチューニングが楽しめる。
ケーブルは3.5mm入力タイプに加え、2.5mm 4極のバランス接続用ケーブルも同梱。さらにBluetoothケーブルも同梱しており、ワイヤレスイヤフォンとして使うことも可能だ。
AUDEZEの平面駆動型ヘッドフォン「LCD-2 Classic」
アスクのブースでは、米AUDEZEの平面駆動型ヘッドフォン「LCD-2」の外観を変更し、低価格化した新モデル「LCD-2 Classic」を展示している。2月16日発売で、価格はオープンプライス、店頭予想価格は79,800円前後。
2009年に発売された「LCD-2」を、現在のAUDEZEの技術を駆使して復刻しつつ、低価格化している。LCD-2ではリング部に木材を使っていたが、LCD-2 Classicでは特殊なナイロン樹脂素材になっている。パッケージに付属していたトラベルケースも省き、コストパフォーマンスを高めた。
ヘッドバンドをサスペンション機構付きの軽量な素材に変更し、イヤーパッドには長時間の使用でも疲れにくいという形状記憶素材を採用している。
FiiO
エミライのブースでは、2月中旬から発売されるFiiOのハイレゾポータブルオーディオプレーヤー「X7 Mark II」(オープンプライス/実売83,000円前後)、「X3 Mark III」(同24,000円前後)などを出展。
「X7 Mark II」は、ESSのDAC「ES9028 PRO」を採用し、本体下部のアンプ部分が取り外し可能。別売のアンプモジュールに交換してカスタマイズできる。「X3 Mark III」はエントリーモデルながら、DACにTI「PCM5242」を左右それぞれ独立で計2基搭載している。どちらのモデルも、3.5mmのヘッドフォン出力と、2.5mmバランス出力を備えている。
同じく2月中旬に発売するハイブリッド型イヤフォン「F9」(同13,500円)、「F9 PRO」(同20,844円)、「FH1」(同11,124円)も出展。いずれもMMCXリケーブル対応で、3.5mm入力のケーブルに加え、2.5mm 4極バランスケーブルも同梱している。
Lotooのポータブルオーディオプレーヤー「PAW Gold 2」
トップウイングサイバーサウンドグループのブースでは、Lotooブランドのポータブルオーディオプレーヤー新機種「PAW Gold 2」を出展。2月10日より受注開始し、価格は263,888円。カラーはGoldとTitaniumで、納期は3～4週間。ポタ研会場でも受注受付をしている。
PAW Goldのデザインやスペックを継承しながら、筐体精度を上げ、回路構成を最適化し、音質のバージョンアップを図った。
PCMデータは384kHzまで、DSDは5.6MHzまでのネイティブ再生に対応。DACチップはバーブラウンの「PCM1792」。DSPには、ADIのBlackfin 514 DSPを採用。パラメトリックイコライザも搭載。
3.5mmステレオミニのヘッドフォン出力とライン出力を装備する。ヘッドフォン出力レベルは500mW×2(32Ω時)。
さらに、参考展示のイヤフォンとして、XIAUDIOの試作機を出品。バランスドアーマチュア(BA)ドライバを6基搭載したもので、価格や発売日は未定。外観も仮のもので、音質についての意見を来場者から集め、具体的な製品に反映させていくという。
TELOS Audio Designの新製品として、ユニークなノイズ吸収シート「Telos Sheet(仮)」も登場。オーディオ機器の内部に組み込んで使うノイズ対策のシートを、単品で販売するもので、据え置き機での使用をイメージした大きめのサイズと、ポータブル向けの小さめサイズの2種類を予定。ポータブル向けでは、ハイレゾプレーヤーとポータブルアンプの間にはさむなど、様々な活用方法を提案していくという。
