AI技術を活用したタクシー配車サービスへ。ソニーとタクシー6社が協力

　グリーンキャブ、国際自動車、寿交通、大和自動車交通、チェッカーキャブ無線協同組合、日の丸交通のタクシー会社6社と、ソニー、ソニーペイメントサービスは、ソニーが有する人工知能(AI)技術を活用した配車サービス事業についての意向確認書を締結した。タクシー会社6社とソニーペイメントサービスは、配車サービスアプリなどを開発・運営する新会社を2018年春に設立する。

　新会社では、AI技術を活用した配車サービスの開発と運営、配車サービスを利用するためのアプリケーションや関連サービスの開発と運営、タクシーデータの利活用、決済代行サービスの提供、タクシーを活用した生活支援サービスなどの企画運営を想定している。

　タクシー会社6社は、現在都内を中心に移動サービスを提供しており、計1万台を超えるタクシー車両を所有。ソニーは新会社に対して、タクシーの需要予測などに向けたAI技術などを提供する予定。タクシー会社6社は、会社の枠を越えて配車サービスなどを活用し、タクシー利用者が必要な時に、必要な台数のタクシーを用意できるようにするなどの利便性向上につなげていく。

　ソニーペイメントサービスは、新会社に対して決済代行サービスを提供する。

　新会社の提供するサービスは、参画を希望する全国のタクシー事業者が利用できるプラットフォーム上で提供予定。各事業者に即した複数の選択肢を準備する予定で、「より多くの事業者が参画できるプラットフォーム作りを目指す」としている。