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ハイレゾ配信はトラック(単曲買い)が拡大。ダウンロード数は43%増

 GfKジャパンは1日、2017年のハイレゾ音源ダウンロードの市場概況を発表した。2017年のハイレゾ音源ダウンロードは、数量前年比43%増、金額前年比同16%増となった。

 2017年のハイレゾ音源のダウンロード市場は、数量前年比43%増、金額前年比16%増と拡大。市場の牽引役は引き続きアニメジャンルであったが、2017年はアイドル系やゲーム音楽などもリリースが増え好調に推移したという。

 また、12月に「The Beatles」のタイトルが初めてハイレゾ配信。例年同様に2017年12月も人気タイトルのリリースが相次いだため、単月のダウンロード数、金額ともに規模は過去最高となった。

 2017年の市場をフォーマット別にみると、トラック(単曲買い)が好調。ダウンロード数の前年比は、アルバム(まとめ買い)が5%増であったのに対し、トラック(単曲買い)は72%増を記録。フォーマット別構成比ではトラックが数量ベースで68%、金額ベースで28%を占めた。

 データは、主要ハイレゾ音源配信サイトにおけるダウンロード実績集計に基づく「ハイレゾ音源ダウンロード市場レポート」によるもの。e-onkyo music、mora 、mysound、レコチョクの各サイトのハイレゾ音源ダウンロード数・金額(全体・トラック/アルバム別)を日本レコード協会協力のもと、GfKが集計、提供している。

 なお、2017年のハイレゾ対応ヘッドフォン販売は数量前年比36%増。1万円以下の値ごろ感がある製品が販売を牽引し、同価格帯は数量構成比で前年の50%から59%へ拡大した。