TBS・テレ東・WOWOW・日経の映像配信「Paravi」、20日から先行登録。4月は無料

　プレミアム・プラットフォーム・ジャパン(PPJ)は、映像配信サービス「Paravi(パラビ)」の4月1日正式スタートに先立ち、先行登録の受付を3月20日から開始する。見放題サービスの月額利用料は925円だが、先行登録すると4月30日までは無料で楽しめる。

Paravi

　PPJは、TBSや日本経済新聞社、テレビ東京、WOWOW、電通、博報堂DYメディアパートナーズの6社が共同出資し、運営する映像配信サービス。定額制(SVOD)と、都度課金(TVOD)を用意。PCまたはiOS/Androidスマートフォンアプリから先行登録すると、月額980円の定額サービスは4月末まで無料となる。なお、通常は登録月は無料で、解約しなければ翌月1日から課金される。都度課金のコンテンツは4月中も有料。

　月額会員の無料体験から解約せずに継続すると、5月1日に925円が課金。会員には同日より「TVODチケット」も毎月1枚付与。このチケットで、300円以内の任意のTVOD対象コンテンツを、当月内に限り1話無料で視聴できる。

　配信する映像は、「Paraviオリジナル」の新作から不朽の名作/傑作など。テレビ番組だけでなく、ラジオやテキストコンテンツも配信し、「今までのテレビ、新聞、ラジオに慣れ親しんだ方々にも、未来につながる視聴体験を楽しめるコンテンツ配信サービスを目指す」という。なお、3月中は各社のアーカイブなどを中心に配信する。

　4月1日のサービス開始からは、毎日新作コンテンツを配信。TBS・テレビ東京の新作ドラマ・バラエティ・アニメ・経済ニュース・ドキュメンタリー番組などのキャッチアップ配信(放送終了後の見逃し配信)を一部を除き開始する。連続ドラマの場合は1話にまでさかのぼって見ることも可能。

　Paraviオリジナルとしては、「SPECサーガ完結篇『SICK'S恕乃抄』」などの新作を用意。一部の番組は情報を付加して「Paraviオリジナルバージョン」として配信するなど、「新作コンテンツ、放送＋α」で展開。

　一例として、4月2日にスタートするテレビ東京と秋元康がタッグを組んだ新バラエティ番組「青春高校3年C組」(毎週月曜～金曜、夕方5時30分)は、地上波生放送と同時配信、さらにParaviでしか見られないオリジナルコンテンツも提供。

　そのほか、TBSラジオやラジオNIKKEIの音声コンテンツ、日本経済新聞・日経産業新聞・日経MJ・日経BP社や日経CNBCのリソースを活用したオリジナル番組も順次配信予定。

　テキストメディア「Plus Paravi(プラスパラビ)」も同時創刊。Paraviによるコンテンツの情報や、エンタメ、カルチャーにまつわる話題を提供するテキストサイトで、編集チームがTBS、テレビ東京、WOWOWなどParaviで配信する番組情報などを、放送局の垣根を超えて取材/編集。放送中のドラマやバラエティ番組の出演者、スタッフに取材して、番組をより楽しむためのニュースなどを提供する。

　また、Paraviの保有する国内最大級のドラマアーカイブをより楽しめるように、「あの日、あの時、あの場所で見た思い出の番組」をもう一度掘り起こし、当時の関係者や出演者に秘話を取材して紹介することも予定している。

　さらに、Paraviでスポーツ/音楽ライブ/イベントの生配信・中継配信も実施。会場から現地レポートをPlusParaviで同時に発信することも検討する。