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TBS・テレ東・WOWOW・日経による映像配信「Paravi」2018年4月開始。925円

 プレミアム・プラットフォーム・ジャパン(PPJ)は、2018年4月に開始する映像配信サービスの名称を「Paravi(パラビ)」に決定した。Paraviは、TBSや日本経済新聞、テレビ東京、WOWOWらが共同出資し、運営する定額制映像配信(SVOD)サービスとなり、月額利用料は925円。

 PPJは、東京放送ホールディングス、日本経済新聞社、テレビ東京ホールディングス、WOWOW、電通、博報堂DYメディアパートナーズの6社の共同出資により7月に発足。Paraviでは、「6社の圧倒的なメディアパワーが結集し、エンタテインメントや経済コンテンツを毎日更新していく」という。

 スマホやタブレット、テレビなどの端末で、いつでもどこでも番組を視聴可能で、4Kコンテンツも配信予定。基本的には定額制で見放題のサービス(SVOD)となるが、都度課金型(TVOD。レンタル等)のサービスも併用する形となる。

 Paraviは、6社のコンテンツリソースをベースに、各メディアから集ったプロデューサー、ディレクター、エディターが競い合い、協力しながら、こだわりのコンテンツを創出。動画、音楽やスポーツのライブなどに加え、ラジオや新聞、雑誌など活字情報も駆使し、「コアな動画サービスの利用者だけでなく、これから動画サービスに親しみたいという方々に楽しんでいただけるサービスの提供を目指す」としている。

Paravi(パラビ)の編成・コンテンツの特徴

【競作&共作】

・第一弾としてTBSテレビの人気ドラマ「ケイゾク」「SPEC」のシリーズ最新作、『SPECサーガ完結篇「SICK’S恕乃抄」~内閣情報調査室特務事項専従係事件簿~』を独占配信。さらに、準備中の各局制作オリジナルコンテンツを続々投入する
・メディア各社の強みを生かし、垣根を越えてコラボレーションしたバラエティ、ニュース・ビジネス番組、文化・教養などのコンテンツを制作・配信。音楽ライブや舞台・演劇、スポーツイベントなどの生配信(ライブストリーミング)も
・「Paravi(パラビ)」と各メディアグループとを縦横断するダイナミックな編成企画を準備

【毎日新着】

・TBSテレビやテレビ東京の最新ドラマ、バラエティなどをキャッチアップ配信(独占含む)
・TBSテレビの「逃げるは恥だが役に立つ」やテレビ東京の「孤独のグルメ」、WOWOWのオリジナルドラマ「ドラマW」など、最大級の国内ドラマアーカイブも楽しめる
・テレビ東京と日経が協力する「ワールドビジネスサテライト」(WBS)、「ガイアの夜明け」、「未来世紀ジパング」、「カンブリア宮殿」の看板経済4番組のほか、池上彰出演の報道特別番組などを配信

【ラジオ&活字連携】

・TBSラジオとラジオNIKKEIのコンテンツを活用
・デジタルキュレーションを目的としたテキストメディアを立ち上げ動画情報を補完
・日本経済新聞・日経産業新聞・日経MJや日経BP社のリソースを活用したオリジナル番組を制作

 Paraviの名称は、「近い将来、視聴者の皆様の支持が『テレビからパラビへ』と広がっていく存在になりたい」との意図から命名。Paraviの由来は、ギリシャ語で「近い」を意味するPara(パラ)とVision(ビジョン)を組み合わせた造語で、「Televisionの「Tele」には「遠い」という意味があるが、今までのテレビ以上に、映像をもっと身近に楽しめる体験を提供したい! という思いが込められている」としている。