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機体を棒が貫通した“360度VR撮影ドローン”や、傾けずに荷物が運べるドローン

 エアロネクストは、新技術の4D Gravityを搭載し、ブレない360度VR撮影ができるというドローン「Next VR」を開発。同じ技術を活用した荷物を傾けずに運べる宅配専用ドローンと共に、3月22日~24日まで千葉県の幕張メッセで開催される「ジャパン・ドローン2018|第3回」に出展する。

ブレない360度VR撮影ができるというドローン「Next VR」

 360度撮影ドローン「Next VR」に採用した「4D Gravity」は、 飛行中のドローンの重心を最適化する技術。ドローンの中央部分を、縦棒が垂直に貫通した形状になっており、飛行中でもこの縦棒が常に垂直を保持。縦棒の両端にカメラを設置し、ブレずに安定した360度VR映像が撮影できるという。

エアロネクスト】Next VR フライトテスト

 この縦棒を搭載するドローンは、モーター負荷の均一化により信頼性が向上。プロペラを従来ドローンより急角度に設定できることで最高速アップも実現。「より安全に、より遠くへ、より早く、より安く」フライトできるようになるという。さらに、用途に合わせて重心を制御することで、新たな分野への活用も可能。

 撮影以外の例として、宅配専用の「Next DELIVERY」を開発。荷物を傾けず、水平のまま輸送できるのが特徴で、輸送中の荷物の偏りが解消されるため、従来のドローンでは難しいとされる医療や精密機器の輸送・食事のデリバリーが可能になるという。

宅配専用の「Next DELIVERY」
【エアロネクスト】Next DELIVERY フライトテスト