持ちやすくなった、“あとから補正”できるパナソニック4Kビデオカメラ

　パナソニックは、4Kビデオカメラの新モデルとして、“あとから補正”が可能な「HC-VX990M」を6月14日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は85,000円前後。カラーはホワイトのみ。販売ルートの異なる「HC-VZX990M」というモデルも用意するが、型番が異なるだけで製品としては同じ。

HC-VX990M

　ストレージとして、64GBメモリを内蔵。SD/SDXC/SDHCに対応し、128GBまでのSDカードが利用可能。EVFや、ワイプ撮り用のサブカメラは備えていない。従来モデルと比べ、ベルトのデザインを一新。持ちやすさやグリップ感が向上しているという。

　4Kの高解像度を活かし、撮影後に失敗した部分を補正したり、編集できる「あとから補正」機能を搭載。4K解像度かつ広角で撮影しておいた映像を元に、そこからフルHDの映像に変換する際に、4Kの高解像度を手ぶれ補正用の余白として活用、ブレを抑えたフルHD映像に変換できる。同様の機能を使い、「あとからズーム」も可能。

　指定した顔と色を認識し、自分の子供など、特定の被写体にクローズアップしたフルHD映像を、4Kの元映像から作成できる「あとから追っかけ」も用意。この機能と「あとから手ブレ補正」は併用できる。あとからクローズアップして切り出したい部分を指でユーザーが指定できる「あとから指で追っかけ」も用意する。

　センサーは、有効829万画素の、1/2.3型MOSを採用。レンズの焦点距離は、動画時で30.8～626mm、静止画時で34.5～690.3mmの光学20倍ズーム。明るさはF1.8～F3.6。超解像技術を使ったiAズームを組み合わせる事で、4Kでは25倍、フルHDでは40倍ズームも可能。

　5軸ハイブリッド手ブレ補正機能を備え、高速・高精度な4KハイプレシジョンAFも搭載。4K映像は、MP4で3,840×2,160/30pまでサポート。1080/60p撮影も可能。AVCHD 2.0での撮影にも対応する。

　モニタは3型ワイドで、約46万画素。MicroHDMI出力を装備。ステレオミニのヘッドフォン出力も用意する。無線LANはIEEE 802.11b/g/nに準拠。

　バッテリを含めた外形寸法は、65×141×73mm(幅×奥行き×高さ)で約398g。