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スピルバーグ監督13年ぶり来日。「レディ・プレイヤー1」ジャパンプレミア
2018年4月19日 06:30
4月20日から劇場公開されるスティーブン・スピルバーグ監督最新作「レディ・プレイヤー1」。米国を始め、世界各国で初登場No.1を記録している本作の日本公開に合わせて、スピルバーグ監督が13年ぶりに来日。新宿 歌舞伎町のシネシティ広場においてジャパンプレミアを開催した。
スピルバーグ監督の来日は、「宇宙戦争」以来13年ぶり。ゴーグル1つですべての夢が実現するVRワールド「オアシス」を舞台にしたレディ・プレイヤー1には、ガンダムやハローキティ、「AKIRA」の金田のバイクなど、日本のキャクター、ポップカルチャーが描かれているが、歌舞伎町に「オアシス」をイメージした会場を設置。ガンダム「RX-78」やバック・トゥ・ザ・フューチャーのデロリアンに挟まれ、上のビルからはゴジラが見下ろす舞台にスピルバーグ監督が登場した。
主役のウェイド役を務めたタイ・シェリダン、サマンサ役のオリビア・クック、トシロウ役の森崎ウィンとともに登場したスピルバーグ監督は、本作について「日本の多くのポップカルチャーを反映しており、私にとってはパーソナルな映画ともいえる。だから日本に来た。是非映画を見て、キャラクターを楽しんで欲しい」とコメント。
ファン500人、報道陣150人を前に、タイ・シェリダンは「日本に来るのは初めてだけれど、特別な気分」と切り出し、「よく『映画のハイライトはどこ? 』と聞かれるのだけどストーリー全体を楽しんで欲しい。美しい特別な映画で、2018年の今に深く関わる作品になっている」とコメントした。
同じく初来日のオリビア・クックは、「日本に来られて嬉しい。まだ1日で仕事しかしていないけれど、美しい街で人々がとても優しい。明日夜まで色々探検してみたい。金曜日に一番大きなスクリーンで見て欲しい」とアピールした。
森崎ウィンは、「まず出演できて、ここまでこれたことが嬉しい。2回目のオーディションで、監督に『ハイ。ウィン』と挨拶されたときから、夢のよう。覚めないで欲しい」とコメント。「監督に言われて嬉しかったことは? 」との質問に、「『一番最初に(撮影の)セットに来ているね』といわれたこと」と答えたが、スピルバーグ監督は覚えていないようだった……。
13年ぶりの来日となったスピルバーグ監督だが、「日本ポップカルチャーとして、アニメに魅了されてきたし、黒澤や三船に出会う前の日本カルチャーの原体験といえば、東宝のオリジナルゴジラ。子供の頃に父と一緒に見に行った」と、ゴジラが見下ろすジャパンプレミアのステージについて言及。「ジュラシック・パークはゴジラを基にした(笑)。レディ・プレイヤー1では、メカゴジラもオリジナルのゴジラの楽曲も登場する」と、作品と日本との関わりを強調した。
またテーマソングがヴァン・ヘイレンの「Jump」ということもあり、レッドカーペットには平昌オリンピック女子スキー・ジャンプ初のメダリストに輝いた高梨沙羅選手も登場。長時間ファンの声に答え、サインにも応じていた。