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映画館の新規格「THX Ultimate Cinema」。4Kデュアルレーザープロジェクタ&立体音響

 THXは、4K映像やイマーシブ(没入型)立体音響などの優れた映画体験を実現する、映画館向けの新たな認定ブランド「THX Ultimate Cinema」を発表した。米ラスベガスで4月に開催された「CinemaCon 2018」で明らかにしたもので、現在は映画館/興行会社と協力を進めており、導入計画が決定した段階でパートナーが発表される。

 THX Ultimate Cinemaは、大型スクリーンを使った「プレミアム・ラージ・フォーマット(PLF)」の新たな認定ブランド。映像はデュアルレーザープロジェクタを使用し、4K解像度で高輝度/高コントラスト、クリアかつ色彩豊かな映像を大画面に表示。音響は、多次元のイマーシブサウンドシステムを採用。製作者が意図した通りの映画体験を観客に提供するという。

 THXの基準をベースに、映画館や、プロジェクトアーキテクト、音響コンサルタント、インストーラなどと連携。建築面や技術面などで優れた映画体験を実現するため、独自のデザインパッケージを作成する。

 映画館の要望に応じて、THX Ultimate Cinemaをカスタマイズする追加サービスも可能。カスタマイズには、高級座席へのアップグレードや、内装、照明、プロジェクト管理サービスなどが含まれる。