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DJI、一眼を搭載できる片手ジンバル「RONIN-S」、6月下旬発売で92,800円

 DJIは、一眼レフやミラーレスカメラを搭載できる、同社初の片手持ちスタビライザー「RONIN-S」の価格を価格を92,800円(税込)に決定した。出荷は6月下旬の予定で、5月29日から直販サイトやDJI認定ストア、DJI正規販売代理店にて先行予約を開始する。

「RONIN-S」使用イメージ

 3軸ジンバルテクノロジーを搭載したスタビライザーで、3.6kgまでのカメラを搭載可能。キヤノンの「1D」や「5D」、パナソニックの「GH」、ソニーの「α」シリーズなどと組み合わせて撮影できる。概要は発表されていたが、詳しい発売日と価格が決定した。

 対応するカメラであれば、カメラのパラメーターも設定可能。高度な安定化アルゴリズムを搭載し、カメラやレンズの手ブレ補正機構と共に機能する事で、「高倍率のズームレンズを使用した場合でも優れたスタビライズ性能を発揮する」という。例えば、パナソニックの「GH5」(別売トップホットシューブラケット装着)に、35mm換算で50mmのレンズを取り付けた場合、時速最大約75kmの環境下で動作テスト済みだという。

一眼レフやミラーレスカメラを搭載できる

 セットアップも容易で、新しいプッシュモードでは、RONIN-Sの電源が入った状態でジンバルを押す事で、パン軸、チルト軸とロール軸を手動調整可能。オートチューン機能を使い、ジンバルモーターの出力を自動調整するため、準備時間も短縮できる。

 カメラのディスプレイを妨げることなく、アップライトから吊り下げモードへと切り替え可能。より素早い動きに対応するスポーツモードで、スピーディに移動する被写体も撮影できる。

 ジョイスティックでカメラアングルを操作。専用ボタンでスムーズトラックのプロファイルを切り替えたり、録画の開始/停止操作が可能。様々な設定の変更にも対応する。ハンドルの両サイドには8ピンのポートを搭載し、同梱の「Focusホイール」を取り付けられる。

 モバイルアプリから、パノラマ、モーションラプス、タイムラプス、トラックといったインテリジェント撮影モードとカスタマイズ機能を使う事もできる。より複雑なカメラワークにも対応でき、各軸の速度/加速度/デッドバンドを含むスムーズトラック設定の変更を、 ユーザ設定として3タイプ保存。Mボタンで簡単に切り替えられる。Roninアプリを使い、カメラ設定を直接調整することも可能。

 ホットスワップバッテリーを内蔵し、12時間の駆動時間を実現。Manfrottoクイックリリースシステムを採用し、DJI Proアクセサリに対応。モバイル端末無しで、ジンバル、 カメラ設定、フォーカスを操作できる「Focusコマンドセンター」などが利用できる。「DJI Force Pro」、「DJI Master Wheels」、「Ronin 2送信機」、付属のFocus Wheelと組み合わせて、マニュアルレンズ用外付けフォーカスモーターにも対応する。