ソニー、Alexaに話しかけてTVをONにできるマルチファンクションライト

　ソニーネットワークコミュニケーションズは31日、スピーカーや各種センサーを搭載し、Amazon Alexaスキルにも対応、テレビやエアコンなどを音声で操作できるようにするマルチファンクションライトの一般販売を開始する。マルチファンクションユニット「LGTG-100」と、LEDシーリングライト「LGTC-10/MLJ J1」がセットになっており、価格はオープンプライス。店頭予想価格は59,800円前後。Amazon.co.jpで販売する。

マルチファンクションライトの使用イメージ

　専用のLEDシーリングライトと、コントロール機能などを持ったマルチファンクションユニットを組み合わせた照明器具。ユニット自体が赤外線リモコンとして動作するため、天井照明用ソケットに取り付けるだけで、テレビやエアコンなどの操作が可能になる。

上がLEDシーリングライト、下がマルチファンクションユニット

　人感・温度・湿度・照度のセンサー、マイク、スピーカー、無線LANも搭載しており、スマートフォンアプリを使って宅外からの操作したり、部屋の温度・湿度の見える化、自動操作や音声による通知にも対応する。

　これまで法人向けに展開されていた製品だが、アップデートにより、Amazon EchoなどのAlexa搭載デバイスからの音声操作に対応。それに合わせ、一般消費者向けの販売も開始する。

　Alexaアプリ、またはAlexaスキルストアにて「MF light」スキルを有効化すると、「アレクサ、電気をつけて」などと話しかけるだけで、ハンズフリーで、照明のON/OFF、明るさ変更、色変更が可能になる。さらに、テレビとエアコンのON/OFFも操作できる。

　話し方の例は以下の通り。音声操作対応機能は、順次拡大する予定。

　LEDシーリングライトのLGTC-10とLGTC-100は、どちらも8畳相当向けで、デザインはLGTC-10がトランスペアレントシェード、LGTC-100がソリッドホワイトシェード。LGTC-100はRGBフルカラーの間接照明機能を備える。

　マルチファンクションユニットに搭載するスピーカーは46mmのフルレンジで、バスレフ型。最大出力は約5W。

　より多くの住居、間取りに対応するため、照明器具メーカーやインテリアショップとのコラボレーションも開始。第1弾として、ソニーネットワークからの技術提供によりオリオン電機のORIONブランドから、専用LEDシーリングライト「LGTC-20」も発売される。12畳相当向け。