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アップルのARが強化「ARkit 2」を発表。iOS 12に搭載
2018年6月5日 04:51
Appleは5日(米国時間)、ARプラットフォームのARKitの最新バージョン「ARKit 2」を発表した。iOS 12で採用し、新たな「Measure」アプリにより、ARによりすぐに実世界の物体のサイズ測定も行なえる。
ARkit 2は、iOS 12に組み込まれ、物体や位置情報の検出、イメージトラッキングを強化し、新たな3Dオブジェクト/ARオープンフォーマットである「usdz」をサポート。usdzは、ピクサーの技術をベースに、メッセージやSafari、メール、Files、Newsなど様々なアプリで利用可能。ARオブジェクトをAppleのエコシステムを横断して利用可能になるという。
1つのARゲームを複数のユーザーでプレイしたり、ARを使って自宅のリノベーションするプロジェクトに複数人が一緒に作業できるようになった。ゲームのデベロッパが「観戦モード」を追加する事で、友達や家族が別のiOSデバイスからARのゲームプレイを観戦する事も可能になる。
実世界にARオブジェクトに置き、その場所を記憶しておける「Persistent AR」機能も追加。テーブルの上でパズルをして、後で戻ってきて同じところから続けたり、数週間にわたるアートプロジェクトの制作を毎回やり直しをせずに進められる。
Measureアプリでは、ピクチャーフレームやポスター、看板などのサイズをiPhoneやiPadのカメラだけで計測できる。ARKitとusdzは、秋のアップデートでiOS 12に採用予定で、iPhone 6s以降とiPad Pro以降、第5/6世代iPad以降に対応する。