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サイバーナビXや彩速TYPE Zなどハイレゾデモカー集結。レコード聴き比べも

 17日まで東京国際フォーラムで開催中の「OTOTEN 2018」では、受付などがある地下1階において、カーナビ/オーディオのデモカーや、アナログレコードプレーヤーの試聴コーナーなどが用意されている。

B1にあるカーナビ/オーディオのコーナー

パイオニア「サイバーナビX」やケンウッド「彩速 TYPE Z」など、ハイレゾ対応カーオーディオ集結

 パイオニアは、高音質を徹底したサイバーナビ「Xシリーズ」を披露。7型液晶を備えた2DINサイズの「AVIC-CZ902XS」を試聴できる。アンプはRX-A09X」×3で、スピーカーはツイータ「TS-Z1000RS」とウーファ「TS-Z1000RS」、サブウーファを組み合わせている。開幕からすぐに試聴予約が入るなど人気で、早めに予約受付するのがよさそうだ。

サイバーナビ「Xシリーズ」デモカー
高音質パーツなどの展示

 同社デモカーの隣に、VRコンテンツの体験コーナーも用意。VRゴーグルを装着し、サイバーナビのAR表示を使った安全運転支援などを疑似体験できる。試聴の待機時などにも体験できる。

VRコンテンツの体験も

 JVCケンウッドは、ケンウッドの「彩速」のTYPE Zシリーズ「MDV-Z905V」を備えたデモカーで試聴可能。XSシリーズのスピーカーや、サブウーファとの組み合わせで聴ける。

JVCケンウッド「彩速」のTYPE Zシリーズを試聴可能
DIATONE SOUND.NAVIのデモカー
Mark Levinsonのシステムを搭載したデモカー

ラディウスがハイレゾのライブ配信アプリを開発。初のスピーカーも

 ラディウスは、ハイレゾ音源のライブストリーミング再生ができるアプリ「NeSTREAM」(エヌイーストリーム)をデモ。昨年開発したiOS/Androidスマホ版に加え、Android TV版も参考展示している。

「NeSTREAM」のスマホアプリ
「NeSTREAM」のAndroid TV版

 音楽ライブなどの会場に配信設備を設置し、現場でライブを録音しながらその模様をMPEG-4 ALS形式でハイレゾで配信。ユーザーはスマートフォンの「NeSTREAM」アプリでリアルタイムに音楽ライブを楽しめる。なお、スマホからハイレゾ音質で聴くには外部接続のUSB DACや対応イヤフォンを利用する形となる。配信サービスの実施時期などは検討中。今回は、ジャズシンガーakikoが16日に東京・神楽坂で開催したライブを、OTOTENブースで聴けるというデモも行なった。

実際のライブをハイレゾでストリーミング配信

 そのほか、ハイレゾストリーミングサービスを楽しむ方法の1つとして、同社初となるアクティブスピーカーも参考展示。192kHz/24bitのDACとアンプを内蔵したハイレゾ対応スピーカーで、テレビなどと組み合わせて利用することを想定。発売時期や価格などは未定。

参考展示されたアクティブスピーカー

アナログレコード試聴やレコード関係の出展も

 アナログレコードに再び注目が集まっていることを受け、B1には各社のレコードプレーヤーを設置してヘッドフォンで聴けるコーナーを用意。

アナログレコードを多数展示
試聴コーナー

 また、国内にレコードのプレス工場を持つ東洋化成は、カッティングされたラッカー盤から、プレス工場でアナログレコードになるまでの過程を紹介するコーナーを用意。マスター盤やマザー盤などの実物も展示されている。

東洋化成が展示したレコードができるまでの工程
プレスされる前の塩ビ材
ドーナツ盤を作る際の廃材を「音のかけら」として配布していた
NAGAOKAはレコード針などを出展
NHKは8Kスーパーハイビジョンのデモを用意。なお、8K映像に加え22.2ch音声も楽しめるデモは5階のNHKブースで行なう
出版社によるオーディオ雑誌/書籍の販売も。音楽之友社は7月発売のStereo編ムックでスピーカーユニットやエンクロージャを付録として用意する予定