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オンキヨーブランド初、小規模施設向け業務用アンプ。「Onkyo Installation」第一弾

 オンキヨーマーケティングは、業務用商品向け新ブランド「Onkyo Installation」を展開。オンキヨーブランドとして初となる小規模な商業施設向けの業務用モノラルミキシングアンプ「MCA1120」、モノラルパワーアンプ「PCA1120」と、ラックマウント用アクセサリー「IRK-44-3」を10月に発売する。価格は「MCA1120」が5万円、「PCA1120」が43,000円、「IRK-44-3」が6,000円。

上から業務用モノラルミキシングアンプ「MCA1120」、モノラルパワーアンプ「PCA1120」

 業務用商品向けの新ブランド・Onkyo Installationは、「業務用音響機器の販売・設置・メンテナンス及びインストールビジネスの設計から販売までの一体感ある経営の推進」を象徴するものとして考案され、「長年にわたるオンキヨーブランドで培ってきた音のノウハウを設計思想に持つ業務用商品」になるという。フロントパネルにはOnkyo Installationのロゴも配している。

Onkyo Installationのロゴマーク

 第一弾商品となる「MCA1120」と「PCA1120」は、小規模な店舗などへの導入を想定したアンプ。モノラルミキシングアンプのMCA1120には、Bluetooth受信機能と、前面に配置した3.5mmステレオミニ入力(Bluetooth接続と排他設定)、USB給電端子を装備。タブレットやミュージックプレーヤーなどを充電しながら、ワイヤレス再生や有線による接続が可能。背面には3系統(RCA ステレオピン端子×1、ユーロブロック端子×2)の入力も備え、マイク入力も可能。前面の4つのボリュームつまみを使って各ソースとマイクをミキシングできる。

 MCA1120には、定格120W出力のアンプを搭載。ハイインピーダンスのスピーカーを6本接続し、20W×6本でドライブしたり、定格120W出力のモノラルパワーアンプ「PCA1120」を接続し、ローインピーダンスの8Ωスピーカーを4本追加するといった、拡張が可能。スペースごとの音量調整、店舗の拡張や増床、音の無いデッドゾーンなどに対応できる。

 ハイインピーダンス接続(100V/70V 切替可)と、ローインピーダンス接続(2Ω/4Ω/8Ω切替可)に対応。環境・広さ・目的・業態に合ったスピーカーを柔軟に選択できる。「スピーカーEQ」機能も搭載、プリセットされた特定のスピーカーの特性に最適化したHPF(ハイパスフィルタ)を使い、パフォーマンスを引き出しつつ音の破たんを抑制するという。対応スピーカーは随時更新する予定。「スピーカーEQ」非対応のスピーカーでは、通常の「HPF」機能が利用可能。

接続イメージ

 「BGMサウンドモード」機能を搭載。商業空間や業態に合わせてBGM、カフェ、アパレルの3モードから選べる。

 業務用機として、信頼性や耐久性の基準を取り入れて開発。モノラルアンプに強制空冷方式や高耐久性部品を採用するなど、設備として長期間の使用が可能な高い耐久性と高音質再生を実現するという。

 外形寸法と重量は、MCA1120とPCA1120で共通。215×319×55mm(幅×奥行き×高さ)で、3.6kg。