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ダイナミック+BA同軸イヤフォンが進化「AZLA MK2」。フィルタやイヤーピース刷新

 アユートは、韓国AZLAの新イヤフォン「AZLA MK2(アズラ・マーク・ツー)」を、数量限定生産で9月1日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は39,980円(税込)。カラーはMeteor Gray、Lunatic Silverを用意する。

「AZLA MK2」Meteor Gray

ケーブル、フィルター、イヤーピースが進化

 昨年発売された、ブランド第1弾モデル「AZLA」のケーブル、フィルタ、イヤーピースを変更し、音質と装着感を向上させたというバージョンアップモデル。イヤフォン自体の仕様は、従来モデルを踏襲している。

「AZLA MK2」Lunatic Silver

 進化したケーブルは、AZLA MK2用に新たに開発された。3.5mm/3極入力で、イヤフォン側は2ピン。銀メッキ銅線を使用した3芯構造による高純度伝送を実現、「AZLA本体のポテンシャルをロス無く引き出す」という。音質だけでなく、しなやかな取り回しの良さも特徴。長さは1.2m。

 ノズル用フィルタはメッシュタイプに変更。高域特性が向上した。

 イヤーピースは、ブランドの創立準備の段階から、約2年をかけて独自開発した「SednaEarfit」が付属。788人の外耳道を分析した上でデザインし、素材に特殊な高品質シリコンを採用。共振による音質劣化を防ぎ、特に高域の表現力を向上させるという。優れたフィッティングによる遮音性の高さも特徴。

Infinity driverを搭載

 ユニットは、11mm径のプレミアムウーファ×1、フルレンジのBA(バランスドアーマチュア)×1のハイブリッド構成。これらのユニットを同軸に配置する「BED」技術を採用した。従来のハイブリッドで発生していた位相差と反射波の問題を排除。「全帯域に渡り正確な再生を可能にする」という。

ダイナミック型とBAユニットを同軸配置している

 このドライバに大型のベントポートも設けた上で、密閉型のハウジングで覆い、独自のエアフローを実現する「Infinity sound technology」も投入。オープン型のようなサウンドステージと密閉型の遮音性を両立させるというもので、「元来スピーカーで使われていた技術を独自アイデアによりイヤフォンに応用した」とのこと。

 なお、「BED」ドライバと「Infinity sound technology」の組み合わせを、一体型モジュールドライバー「Infinity driver」と名付けている。「密閉型でありながらオープン型の利点を持ち、ハイブリッドドライバの特性を最大限に引き出す。かつてない空間再現力と低音域の表現力を獲得している」という。

 Dignis製、ハンドメイド生産による専用キャリングケースが付属。素材にファブリックを採用し、汚れに強く撥水効果のある特殊コーティングを施した。角がラウンドしており、カバンの中にスマートに収まる。

 入力感度は104dB±3dB at 1KHz,1mW、全高調波歪率は最大1%未満@1kHz,1mW。定格入力は4mW、最大入力は100mW。インピーダンスは24Ω、再生周波数特性は5Hz~40kHz。ケーブルを含めた重量は約25g。

ノズルのフィルタも刷新