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ベンキュー、約40万円のレーザー光源プロジェクタ。超短焦点モデルも

ベンキュージャパンは、レーザー光源を採用したDLPプロジェクター2機種を28日より発売する。価格はオープンプライス。想定価格は、明るさ5,000ルーメンの高輝度モデル「LU950」が40万円前後(税込)、約8cmから約81型画面を投写できる超短焦点モデル「LH890UST」が30万円前後(同)。カラーはどちらもパールホワイト。会議室や学校などへの導入を見込む。

LU950
LH890UST

高輝度モデル「LU950」

1,920×1,200ドット(WUXGA)のDMDチップと、レーザー光源を搭載。独自のBlueCoreレーザー技術を採用し、レーザーダイオードの偏差をゼロに調整して光効率を向上させたとする。明るさは5,000ルーメン、コントラスト比は10万:1。

光学1.6倍ズームのレンズを備え、画面サイズは30~300型。投写距離は、約2.93mから100型、約5.28mから180型。レンズシフトや縦横台形補正に対応する。3D投写も可能。

前面
BlueCoreレーザー技術を採用

レーザーモジュールとライトエンジンは密閉型設計で、IP5Xの防塵能力を備える。DMDチップやカラーホイールセンサー、レーザーバンク、その他の光学部品を保護し、「カラーホイールセンサーの故障、画像上の目に見えるスポット、色の減衰を効果的に排除する」という。また、ダスト蓄積センサーに積もった塵埃をはじき飛ばす機能も備えるなど、メンテナンスフリーで2万時間の稼働を実現する。

ダスト蓄積センサー

HDMI入力を3系統装備。コンポジットとSビデオ、アナログRGB(ミニD-Sub 15ピン)のVGA入力が各1系統。アナログ音声入力はミニジャックとRCAが各1系統。LAN端子を備え、HDBaseTに対応する。HDMI出力を備え、他のHDMI対応プロジェクタなどに映像をデジタル出力できる。その他の出力は、アナログRGB(ミニD-Sub 15ピン)、アナログ音声(ミニジャック)が各1系統。コントロール端子はUSB×2とRS-232C×1。

消費電力は最大530W(待機時0.5W)。騒音値は37/35dBA。外形寸法は490×380×159mm(幅×奥行き×高さ)。重量は9.4kg。リモコンや電源ケーブルなどが付属する。

背面

超短焦点モデル「LH890UST」

約8cmから約81型のフルHD画面を投写できる超短焦点モデル。1,920×1,080ドットのDMDチップと、BlueCoreレーザー技術を採用したレーザー光源を備え、明るさは4,000ルーメン、コントラスト比は10万:1。

画面サイズは81~121型。レンズは固定式で、投写距離は約8cmから約81型、約19cmmから100型、約29cmから120型。縦横台形補正に対応する。3D投写も可能。

上面

壁掛けや天吊りに対応し、スクリーンの真上の壁に取り付けると画面に人が近づいても影が映り込まず、学校の授業などを円滑に進められる。さらに、別売のPointWriteモジュールを用意することで、複数人が同じ画面上に書き込みを行なったり、USB接続したパソコンに保存するといった操作も可能になる。

壁掛け利用のイメージ

HDMI入力は2系統。コンポジットとSビデオ、アナログRGB(ミニD-Sub 15ピン)のVGA入力は各1系統。アナログ音声入力はミニジャックとRCAが各1系統。LAN端子も備える。出力はアナログRGB(ミニD-Sub 15ピン)と、アナログ音声(ミニジャック)。コントロール端子はUSB×2とRS-232C×1。

消費電力は最大440W(待機時0.5W)。騒音値は35/32dBA。IP5Xの防塵能力を備え、メンテナンスフリーで2万時間稼働する。外形寸法は502.1×399.3×164.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量は9.06kg。リモコンや電源ケーブル、壁掛けキットなどが付属する。

背面