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ソニー電子ペーパーリモコン「HUIS」、AIがボタン選択+レイアウトする新機能
2018年10月11日 10:07
ソニーは、電子ペーパーを採用した学習リモコン「HUIS REMOTE CONTROLLER」(HUIS ハウス)をアップデート。AI技術を活用し、ボタン配置やデザインを、リモコンが自動作成したり、ユーザーにマッチするものを自動で提案する機能を追加した。
大手電機メーカーのリモコン信号データベースを内蔵し、テレビやエアコンなどの機種やメーカーを本体上で選ぶだけで、リモコンを登録できる。使うボタンだけを選んで、任意の位置に登録したり、文字を見やすくデザインするなど、使いたい機能に絞ったリモコンを、ユーザー自信が作れるのが特徴。
昨年、リモコンのレイアウトを自動で作成する機能を搭載。よく使うボタン、チャンネルを選ぶと、自動的にレイアウトしてくれるもので、内部でレイアウトのパターンを多数用意。アルゴリズムを用いて、それらから最適なものを選び出している。
しかし、リモコンのデータが増えれば増えるほど、どのレイアウトが最適なのか、人間が判断するのは難しくなっていく。そこで、ソニーのディープラーニング技術「Neural Network Libraries」を活用。人間に代わり、AIを使い、多くのリモコンデータから適切な判断が可能になるという。
従来の自動作成機能は、ユーザー自身がどのボタンを使うか選択、そのレイアウトをアルゴリズムで配置し、ユーザーに提案していた。
新機能では、ユーザーが日々どのような操作を行なっているかを学習、このユーザーには、このボタンが必要と、リモコン側が配置するボタンも選択。ボタンのレイアウトも自動で行ない、ユーザーに提案するようになる。
なお、ユーザーの操作を学習する時間が必要になるため、しばらくリモコンを使っていると、画面の右上に「NEW」マークが登場。そこを押すと、AIが選択・レイアウトしてくれたリモコンが選べる。
アップデートはこれに加え、扇風機や照明機器向けのプリセット信号も追加している。
また、今後の機能追加予定として、テーマ機能を実装予定。公式サイトからテーマファイルをダウンロードし、リモコンにインストールする事で、ポップなデザインなど、リモコンの見た目を様々なテイストに手軽に変更できるようになるという。
ソニー 電子ペーパーマルチリモコン HUIS-100RC |
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