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NHK、4Kライブ制作対応の中継車を製作。五輪などスポーツ中継強化へ

NHKグローバルメディアサービスとNHKメディアテクノロジーは16日、4K/8K放送の本格化を見据えた4K中継車「4K-OB1」を共同で製作したと発表した。大型スポーツ中継などに活用してスポーツコンテンツの制作力の強化を図り、「2020年の東京オリンピック・パラリンピックでの最高水準の放送・サービスの実現に貢献する」という。

4K中継車「4K-OB1」

4Kライブ制作のIP化を実現する「IP Live Production System」を導入。システム拡張性が高く、番組制作の内容に合わせて運用可能としている。

制作室は両側拡幅を採用して制作スペースを確保。モニターウォールには14枚の43型モニターを配置する。マルチビューアーによるフリーレイアウトで、視認性の高い環境を構築している。

車両のメーカーは日野自動車、京成自動車。全長11.43m、全幅2.49m(拡幅時4.495m)、全高3.63m。総重量は21.7t(搭載500kgを含む)。定員は2名。

4KカメラはソニーHDC-4300を8式用意。最大20式に対応。レンズはキヤノン製。そのほか、4K対応スイッチャーや、ビデオサーバー、XDCAM、光伝送装置などを備える。