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Nutube採用のポータブルプレーヤー「Cayin N8」24日発売。約39万円
2018年10月19日 14:29
コペックジャパンは、KORGの次世代真空管Nutubeを採用したCayin製のポータブルプレーヤー「N8」を24日より発売する。価格は388,800円(税込)。
Nutubeは、従来の真空管と同じようにアノード・グリッド・フィラメントの構造を持った完全な3極真空管として動作しながら、省電力化や小型化を実現。真空管アンプを手がけてきたCayinが、設立25周年を記念するフラッグシップモデルとしてN8を開発。アンプ部にNutubeを採用したことで「真空管特有の豊かな倍音が楽しめる」としている。
ステレオミニのアンバランス出力と4.4mm 5極のバランス出力(ライン出力兼用)、3.5mmライン出力を各1系統備える。シングルエンド出力時はNutubeを使い、バランス出力時にはオペアンプのMUSES02×2を使用。音の違いが楽しめる。ヘッドフォンアンプのデュアル出力モードにより、ボルテージを変更してハンドリングパワーを高めることも可能。出力(32Ω)は230mW(スタンダードモード時)/400mW(HIGHモード時)。
AKMのDAC「AK4497EQ」をデュアルで搭載。PCMは384kHz/32bitまで、DSDは最大11.2MHzまでのネイティブ再生が可能。本体のマルチカラーLEDで再生データのサンプリングレートや充電状態を確認できる。内蔵メモリは128GB。microSDカードスロットを1基備え、最大512GBまでのmicroSDXCカードが利用できる。
USB Type-Cを備え、PCM 192kHz/24bitや、DSD 5.6MHz(DSD 128)のネイティブ再生(DoP)対応USB DACとして利用できる。I2SのmicroHDMI端子も装備し、デジタルトランスポートとしてN8を利用できる。
Bluetooth 4.2対応でaptXコーデックをサポート。スマートフォンとN8をワイヤレス接続し、「HiByMusic App」アプリでリモート再生や音量調整、ファイル管理、サーチ、プレイリスト作成が行なえる。
フレキシブル・プリント基板や、専用設計の衝撃吸収用シリコン、 スプリング式サスペンションシステムなどでマイクロフォニック(振動)の影響を抑え、パナソニック製熱分解グラファイトシート(PGS)で熱対策している。
3.2型/480×360ドットのIPSタッチスクリーンを搭載。外装はPVDコーティングを施したステンレススチール。コントロールダイヤルは24K金メッキの真鍮製。背面パネルはカーブさせたゴリラガラスを使い、傷や指紋防止のコーティングも施した。
バッテリ容量は7,000mAhで、連続再生時間は約9.5時間(スタンダードモード時。 HIGHモード時は8.5時間)。Qualcomm QC2.0の急速充電に対応し、約2時間で20%から80%まで充電できる。外形寸法は128×70×21mm(縦×横×厚さ)で、重量は380g。
4.4mm-2.5mmバランス接続アダプターや、4.4mm-XLRバランス接続アダプターなどのケーブルアクセサリー、専用レザーケースなどが付属する。
