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「相棒」のネット配信解禁、AbemaTVなどで12月21日正午スタート

水谷豊主演ドラマ「相棒」の、ネット配信が12月21日の正午12時からスタートする。実施するサービスは、AbemaTV、ビデオパス、テレ朝動画。対象となるのはシーズン1、8、11、14の4シーズン、全70話で、これは、主人公・杉下右京とタッグを組む4人の歴代相棒が、それぞれ登場する最初のシーズンとなる。

寺脇康文演じる亀山薫、及川光博演じる神戸尊、成宮寛貴演じる甲斐享、反町隆史演じる冠城亘。彼らがいかにして特命係とかかわり、相棒として右京と絆を深めていったのか。配信される4つのシーズンをおさえておけば、シリーズの歴史を一気に振り返ることができるという。

ビデオパスでは、「これまではテレビの再放送か作品をレンタルすることでしか見ることのできなかった相棒シリーズ。多くのファンが待ちわびていたデジタル配信の登場で、好きな時に好きな場所でお気に入りの過去作品をご覧いただける」とアピールしている。

  • 『相棒1』(2002年10月~2002年12月放送 全12話)
  • 『相棒8』(2009年10月~2010年3月放送 全19話)
  • 『相棒11』(2012年10月~2013年3月放送 全19話)
  • 『相棒14』(2015年10月~2016年3月放送 全20話)

AbemaTVでは、見放題配信とリニア配信を実施。21日正午から「Abemaビデオ」にて配信、リニア編成は年始元日から随時スタート予定で、「相棒チャンネル」にて配信。1月1日午後2時から、1月4日~6日午前10時30分から、1月12日~14日午前10時30分からを予定している。

KDDIが展開する動画配信サービス「ビデオパス」では、月額562円の見放題プラン向けに21日正午から配信。テレ朝動画では個別課金配信となる。

なお、配信を記念したプレゼント企画なども実施される。詳細はドラマの公式サイトや、配信サービスのページを参照のこと。

シーズン1(2002年10月9日~2002年12月25日放送、全12話)

『土曜ワイド劇場』で3回放送された“プレシーズン”を経て、連続ドラマとしてスタートした最初のシーズン。初代相棒・亀山薫は、プレシーズンでの出来事を経て、特命係に籍を置いた状態で物語がスタート。ただし、薫は当初、手柄を立てて捜査一課に戻りたいというスタンス。右京との考え方の違いは明確だったが、様々な事件の捜査を通じて次第に絆を深めていく。『相棒』シリーズを語る上で絶対に外せない、原点とも言えるシーズン。

シーズン8(2009年10月14日~2010年3月10日放送、全19話)

シーズン7中盤で薫が特命係を“卒業”し、空白になっていた右京の相棒のポジション。シーズン7の最終回で初登場した神戸尊が、いよいよこのシーズン8から本格的に右京の相棒として機能するようになる。とはいえ、このときの尊は、上層部から「杉下右京は組織に必要か見極める」という密命を受け、いわばスパイとして特命係に異動してきた経緯が。史上初めて “相棒”が交代するという、その後の歴史に連なる重要な分岐点となったシーズン。

シーズン11(2012年10月10日~2013年3月20日放送、全19話)

シーズン10の最終話で警察庁に異動することになった尊が特命係を去り、再び空白になった相棒のポジション。三代目となる甲斐享は、右京がスカウトするという意外な形で相棒の座に就くことになる。シーズン11の第1話「聖域」では、右京と享の偶然の出会いから、享が特命係に異動してくるまでのいきさつが描かれている。常に挑戦を続ける相棒らしさを踏襲しつつ、シリーズを新たな世界に突入させた記念すべきシーズン。

シーズン14(2015年10月14日~2016年3月16日放送、全20話)

享が罰を逃れた犯罪者に私刑を下していたことが明らかになり、逮捕というかたちで特命係を去る意外すぎる展開が話題を呼んだシーズン13最終話。その衝撃もさめやらぬ中、シーズン14第1話では、人事交流という名目で法務省のキャリア官僚・冠城亘が特命係に出向してくる。これまでの相棒とはまったく違う経緯で特命係に来た亘。微妙な距離感だった右京と亘が、いかに絆を育んでいったのか。『相棒』の今へと続く、絶対に見逃せないシーズン。