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サザエさん初期フィルム作がAmazonとFODで配信。加藤みどり×大山のぶ代×永井一郎

1969年10月5日に放送された第1回など、アニメ「サザエさん」の貴重な初期フィルム作品がデジタル化し、ネット配信される。フジテレビが、運営する動画配信サービスFODとAmazon Prime Videoにおいて、「サザエさん」第1回~第53回(1970年10月4日)までの中から、50回分を、12月26日0時より配信する。

(C)長谷川町子美術館

毎週日曜午後6時半から放送中の「サザエさん」は、2019年10月で放送開始から50周年を迎える。1969年10月5日に放送を開始して以来、“日曜夕方の顔”として、 これまで変わらず同時間帯に放送され、長年お茶の間に親しまれている。

そして、放送開始の1969年~1979年までのフィルムで制作され、保存されてきた「サザエさん」がデジタル化され、配信がスタートする。これにより、「今まで公式にはどこでも見ることのできなかった貴重な初期フィルム作品が、ご覧いただける」という。

放送開始から変わらない加藤みどり(サザエ)、貴家堂子(タラオ)の二人と、大山のぶ代(カツオ)、永井一郎(波平)、麻生美代子(フネ)の貴重な声の共演も楽しめる。

プロデューサー・渡辺恒也(フジテレビ編成部)コメント

放送50周年の節目を前に、今まで35mmネガフィルムの状態で倉庫に眠っていた初期の『サザエさん』をデジタル化し、 後世に映像遺産として残すことができることを大変嬉しく思います。また、貴重な初期作品を再び皆様にご覧いただくことが、アニメ『サザエさん』の歴史を振り返る大きな機会になると期待しています!

初期作品は、現在放送中の『サザエさん』とは作風や表現も異なっていて、見比べてみてもそれぞれに新しい魅力を発見してもらえると思います。アニメ『サザエさん』は50周年を迎えるとともに、ますます“挑戦”を続けていきたいと思いますので、 これからも応援をよろしくお願いします!

1969年10月5日第1回放送あらすじ

「75点の天才!」
カツオが75点のテストを持ち帰り、フネとサザエは大喜びする。 二人に褒められて上機嫌のカツオが子供部屋に戻ると、ワカメがカツオの悪い点数の答案を見つけていた。実は悪い点数のものは、分厚い本の中に隠していたのだ。カツオは口止めとして、お気に入りのペンをワカメに渡すと、悪い点数の答案を天井裏に隠す。

(C)長谷川町子美術館

「押売りよ こんにちわ!!」
押売りの男が磯野家にやって来る。男は不幸話をして同情させ、物を売ろうとするが、サザエはワンピースの背中のファスナーを上げさせたり、政府批判をするだけで何も買わない。押売りの男がスゴスゴと磯野家を出ると、外では押売り仲間が待っていた。押売りたちは何とか物を買わせようと、代わる代わる磯野家を訪問する。
(他、一話)

(C)長谷川町子美術館