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ハイセンス、液晶パネル2重構造「ULED XD」。RGBレーザーPJやマイクロLEDも

ハイセンスは、米ラスベガスで開催中の「CES 2019」において、液晶パネルを2枚重ねた特殊構造の「ULED XD」やRGB 3色のレーザー光源プロジェクター、145型マイクロLEDディスプレイなど、最新のディスプレイ技術や製品を発表した。

新たに発表されたULED XDは、2枚の液晶パネルを重ねた特殊構造のディスプレイ。直下型LEDバックライトと4Kパネル(フルカラー)の間に2Kパネル(グレースケール)を組み込み、独自のチップセットと画像処理アルゴリズムで制御。パネルの黒浮き抑制と高輝度化を実現することで、従来よりもローカルディミング性能、色域、ダイナミックレンジを大幅に向上させている。

RGB 3色のレーザー光源を使った超短焦点のフロントプロジェクター「“4K Smart TriChroma Laser TV”100L7T」も発表された。3色の独立レーザーを組み合わせたFusion Laser Light Engineにより、色と色相を高精度に表示。BT.2020色域を96.6%カバーする。また使用するTI製DLPチップは830万画素・32マイクロ秒のリフレッシュレートで高い動画応答性能を誇るという。

145型のマイクロLEDディスプレイも発表。1,000万個以上の微細なLEDが使われており、高いエネルギー効率に加え、高コントラスト・輝度・応答性能を実現。0.833mmの高密度なピクセルピッチを備え「高解像度・高画質の映像体験を提供する」としている。