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4K超短焦点のLGレーザープロジェクタ、MQA対応の5カメラスマホ「V40」

LG Electronicsは、「CES 2019」のブースにおいて、超短焦点の小型4Kプロジェクター「HU85L」やMQA対応の新スマートフォン「LG V40」などの新製品を展示している。

LGブース恒例の有機ELビデオウォール。55型を260枚使用して、流れる小川などをイメージした形状

LGブースの注目は、開幕前プレスカンファレンスで披露された“巻き取れる有機ELテレビ”の「LG SIGNATURE OLED TV R」。テレビを観ない時には画面をスタンド部に巻き取って収納できるのが特徴。ブースでも多くの人が集まっている。

また、今回のCESでトピックとなっている8Kテレビで有機ELと液晶の両方を出展しているのも特徴。88型で8K解像度の有機ELテレビ「Z9」や、液晶テレビ「NanoCell TV」などを'19年モデルとして発売。映像処理エンジンとして、第2世代となる「α9 Gen 2」プロセッサを搭載。AIにより、映像信号に合わせて明るさなどを自動調整できる。

テレビ以外にも、2019年の発売が見込まれる多くの新製品が展示されている。

巻き取れる4K有機EL「LG SIGNATURE OLED TV R」
8K有機ELテレビ「Z9」
8K液晶テレビ「NanoCell TV」

レーザー光源の小型4KプロジェクタやGoogleアシスタント搭載サウンドバー

4K/3,840×2,160ドットの投写が可能な第2世代のCineBeamプロジェクター「HU85L」を出展。レーザー光源を採用し、明るさは2,500ルーメン。壁から約2.1インチの距離から90型、7.1インチの距離から120型の投写が可能。

HU85L

昨年同社は縦型の持ち運べる4Kプロジェクター「UH80K」を発売して注目されたが、今回のモデルは据え置き型で、壁に寄せて設置できるモデル。レーザー光源ながら小型の筐体を特徴としている。

投写例
壁に寄せて大画面投写可能

サウンドバー「SL9YG」は、4.1.2ch対応で、Dolby AtmosやDTS:Xをサポート。ラックなどに平置きするだけでなく、向きを変えて壁掛けスピーカーとしても利用可能。設置する向きに合わせて音質を自動調整する。

サウンドバー「SL9YG」の平置き時
壁掛け時にも適した音声に自動調整

Googleアシスタントに対応し、声で操作可能。英Meridianが音質面で協力しているのも特徴。HDMIの4Kパススルーなどにも対応する。出力は総合500W。

スマホV40はTIDALのMQAをaptX HDでワイヤレス伝送

Android 8.1搭載スマートフォン「LG V40」は、6.4型の有機ELディスプレイを搭載。前後合わせて5つカメラを備え、画角の異なる撮影が簡単にできる。

LG V40

オーディオ面ではMeridianが協力。MQAデコーダを搭載し、ストリーミングのTIDALで受信した24bitの音声を、aptX HDの24bitで対応ヘッドフォンなどに高音質でワイヤレス伝送できる。DTS:Xのサラウンド再生も可能。

TIDALのMQA音声をaptX HDで24bitのままワイヤレス伝送
AV機器以外では、衣服をスチームウォッシュする「LG styler」の新モデル(右)も登場。従来モデル(左)は1回で3着まで対応しているが、新機種は5着に対応している
全自動でビール造りができる「LG HomeBrew」は、IPAやペールエール、スタウトなどの好みのカートリッジをセットして簡単にクラフトビールが楽しめるという