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'18年のストリーミング音楽配信は再生回数が前年比1.5倍。GfK調査
2019年2月22日 17:11
GfKジャパンは、2018年の音楽ストリーミング配信の市場動向を発表した。主要な音楽配信サイトにおける再生実績集計に基づいたもので、定額聴き放題のサブスクリプション型サービスの楽曲数増加などを受けて市場が拡大、再生回数は前年比51%増となった。楽曲の割合は邦楽60%、洋楽28%、アジア12%。
集計対象の音楽配信サイト(2018年12月末時点)は、Amazon Music Unlimited(2017年11月8日サービス開始以降)、Apple Music、AWA、dミュージック、Google Play Music、KKBOX、LINE MUSIC、Rakuten Music、レコチョク。集計頻度は週次。集計期間は2017年1月2~12月31日、2018年1月1日~12月30日。
2015年頃のサブスクリプション型サービス開始以降、音楽制作会社各社の市場参入で配信楽曲が増加して普及が進み、音楽ストリーミング配信市場は年々拡大傾向にある。
2018年の音楽ストリーミング配信市場における再生回数は、前年比51%増と急伸。背景として、ユーザー層の拡大や、Mr.Children、椎名林檎、松任谷由実などストリーミング配信が解禁となったアーティストの楽曲増加などを挙げている。また、1週間の再生回数が200万回を超える楽曲も登場している。
邦楽・洋楽・アジアの分類別では、再生回数構成比はそれぞれ60%、28%、12%で邦楽が最も多い。すべての分類で前年の再生回数を上回り、それぞれ前年比54%増、同14%増、同170%増となった。特に伸び幅が大きかったアジア分類は、2018年に大きく注目されたK-POPジャンルの楽曲がけん引した。なお、分類別データは年間再生回数上位1,000タイトルを調査したもの。
年間再生回数の上位10タイトルは、前年に引き続き「Shape of You/Ed Sheeran」が人気。DA PUMP、あいみょん、ONE OK ROCK、TWICEなどのアーティストが並んだ。10タイトルのうち邦楽が8曲、洋楽とアジアが1曲ずつ。前年の洋楽7曲、邦楽3曲から状況が変化して、邦楽やアジア分類の楽曲をストリーミング配信で聞くユーザーが増える結果となった。