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バーチャルキャストで自作3Dアイテム利用可能に。VRスタジオの保持・公開も

バーチャルキャラクターになったユーザーが、VR空間のスタジオでコミュニケーションできる「バーチャルキャスト」が23日、バージョン1.5.0aにアップデート。ユーザーが作成した3Dアイテム「Virtual Cast Interactive」(VCI)が利用可能になった。

ユーザーが作成した3Dアイテム「Virtual Cast Interactive」が利用可能になった
(C)Virtual Cast, Inc. All rights reserved.

また、作成したVRスタジオを保持可能になり、他のユーザーに向けて常時公開する機能も用意。公開スタジオ同士を繋げる「Vリンク」も開発された。ただし、一般利用ユーザーへの「公開スタジオ機能」と「V リンク」の提供開始は今春が予定されている。

Virtual Cast Interactive(VCI)

ユーザー自身が作成したアイテム「VCI」がバーチャルキャスト内で利用できるようになる。VCIには当たり判定などをつけることができるほか、luaというスクリプトを埋め込むことで、複雑な動作をする3Dアイテムなどを自由に作成できる。

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同時公開された「THE SEED ONLINE(α版)」にアップロードすることで、ユーザーは簡単に自作の3Dアイテムをバーチャルキャスト内へ呼び出すことができる。

VCIとTHE SEED ONLINEは、「さらなる可能性を求めて今後も継続的にアップデートをしていく」という。

公開VRスタジオを自由に利用する事も可能に

これまでバーチャルキャスト上のVRスタジオは、オンライン上での公開状態を保つことができず、利用のたびにゼロから作成する必要があった。追加された「公開スタジオ機能」は、一度作成したVRスタジオの状態を保つことが可能なほか、他のユーザーへ向けて常時公開ができるようになる。

例えば、運営がVCIで作成したビリヤード台、卓球台などのオリジナルアイテムを設定したVR空間を公開することで、現実空間と同じようなオンライン上の“公共スタジオ”をユーザー誰もが自由に利用できるようになる。

Vリンクは、公開スタジオ同士を繋げる機能。お気に入りユーザーの部屋や、共通テーマのスタジオなど、オンライン上に公開されているVRスタジオへ簡単に接続・往来ができる。

運営がVCIで作成したビリヤード台、卓球台などのオリジナルアイテムを設定したVR空間。“公共スタジオ”。ユーザー誰もが自由に利用できるようになる
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