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光学部分が取り外せる、エイサーのWindows MR対応ヘッドセット

日本エイサー(Acer)は、Windows Mixed Realityヘッドセットの新モデルとして、光学部の取り外し機構と新しいオーディオシステムを搭載した「AH501」を3月15日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万5,000円前後。カラーはステラブルー。

PCと接続し、マイクロソフトのWindows Mixed Reality(Windows MR)に対応したコンテンツが楽しめる、外部センサー不要のヘッドマウントディスプレイ。

大きな特徴は、光学部分が取り外せるモジュラーデザインの採用と、コンテンツの音とともに外部の音も聞こえるインテグレーテッドオーディオシステム「Sound Pipe」の搭載。光学部分を取外すことで、コンパクトに持ち運びや保管が可能。ヘッドストラップも取り外すことができ、レンズのホコリや顔に触れる部分の汚れなどの清掃、メンテナンスがし易くなった。また「Sound Pipe」により、周囲の音を意識しながらも同時に没入感が楽しめるように設計。ステレオスピーカーの内蔵に加え、オープンエア型のヘッドフォンも付属する。

光学部分の取り外し・交換が可能

上下左右前後の移動・傾き・回転に対応した6自由度(6DOF)トラッキングを搭載し、体と頭の細かい動きを検出。360度の空間で、視点を変えたり、空間内を移動したり、付属のモーションコントローラーを動かすと、それに応じてWindows Mixed Reality内の空間がインタラクティブに反応、リアルな体験ができる。

ヘッドセット部のディスプレイは、2.89型×2枚の液晶パネルで解像度は2,880×1,440ドット(単眼で1,440×1,440ドット)。視野(FOV)は100度、リフレッシュレートは60Hz(HDMI 1.4)/90Hz(HDMI 2.0)。個人差のあるIPD(瞳孔間距離)は、ヘッドセット部のダイヤルにより54~69mmの範囲で調節が可能。

前面

エルゴノミックデザインを採用。ヘッドストラップは、ハードタイプとソフトタイプが選択可能で、前頭部の大き目のコーブ(くぼみ)、ソフトタイプのフェイスフォームスポンジ、ダブルパッドのヘッドバンド、調整用ダイヤルにより長時間の使用も快適とする。また後頭部には、特大パッドを採用したことでフィット感が向上。ゴーグル部分を上にずらすフリップアップをした場合でも、ヘッドセットがズレにくいという。

内側
上部

フロント部には、トラッキングカメラ×2を装備。トラッキングセンサーはジャイロスコープと加速度計、磁力計、近接センサー。入力はHDMIで、USB 3.0を備える。ハードストラップ装着時の外形寸法/重量は、190×350×178mm(幅×奥行き×高さ)/840g。

側面

Bluetooth接続のモーションコントローラ×2が付属。内蔵の6軸加速度センサーと、ヘッドセットのセンサーカメラがコントローラ上のマーカーを読み取り、位置や動き、操作などをヘッドセット内空間に反映する。コントローラーは単三電池×2本で駆動。コントローラの重量は、電池装着時で180g。

コントローラを2基付属する