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小川理子初のLPレコード。高音質カッティング&180g重量仕様
2019年4月8日 20:00
オーディオ評論家の潮晴男と麻倉怜士の両氏による、高音質音源専門レーベル「ウルトラアートレコード(UAレコード)」は、小川理子初となるLPレコード「Balluchon」を25日に発売する。価格は6,482円。
パナソニック執行役員や日本オーディオ協会会長などの要職に就きながら、ジャズ・ピアニストとしても活躍する小川理子の最新アルバム。'18年10月に先行発売されていたCD盤などに続き、LPレコード盤が発売される。なお本レコードは、小川理子初のLP作品。
DAW PiramixによるDXD(384kHz/32bit)でデジタル録音した音源を、デジタル領域でミックスダウン、D/A変換した信号を、本LP用にマスタリング。また先行発売のCD盤から2曲を外すことで、音溝に余裕を持たせるなど、カッティングにもこだわっている。録音エンジニアは塩澤利安(日本コロムビア)、カッティングエンジニアは武沢茂(同)が務めた。
レコードには通常よりも50g程度重い、180gの重量盤を採用。ターンテーブルの回転が安定し、音飛びなどのリスクが軽減する。ジャケットには、コレクションアイテムとして愛蔵家ナンバーを印字する。
A面・B面合わせて、全10曲を収録。A面は麻倉怜士、B面は潮晴男がプロデュースしており、2組のバックミュージシャンをそれぞれの面で換えることで、色彩感豊かな作品に仕上げているという。なお、45回転2枚組のコンプリート盤(全12曲収録)は、年末リリースを予定している。
Balluchon
2018年に生誕120周年を迎えたジョージ・ガーシュイン作品と、2019年に生誕120周年を迎えるデューク・エリントン作品を中心にし、加えてコール・ポーターや、ビートルズなど名曲を収録。盤石なピアノ・テクニックをベースに疾走感、グルーヴ感あふれる小川理子のストライド奏法が楽しめる。
A面
1. Oh lady be good
2. Love for sale
3. In a sentimental mood
4. Do nothing till you hear from me(ヴォーカル入り)
5. I got Rhythm
バックミュージシャン
田辺充邦(ギター)、山村隆一(ベース)、バイソン片山(ドラム)
B面
1. Take the A train
2. C jam blues
3. Smile(ヴォーカル入り)
4. Perdido
5. Lady Madonna
バックミュージシャン
浜崎航(テナーサックス、フルート)、中平薫平(ベース)、吉良創太(ドラム)