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ソニー、Dolby Vision対応UHD BDプレーヤー上位機。約4.5万円の「X800M2」

ソニーは、Ultra HD Blu-rayプレーヤー「UBP-X800M2」を7月6日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は45,000円前後。

UBP-X800M2

UHD BDの4K/HDR再生に対応したプレーヤー。'17年に発売した「UBP-X800」の後継機で、新たにDolby Visionをサポートしたほか、同社4K対応テレビの画質に自動で最適化する「4Kブラビアモード」に対応、高音質設計もさらに強化したのが主な進化点。ソニーが開発した「プレシジョンドライブHD」を搭載し、UHD BD/BD、DVDビデオに加え、SACDやDVDオーディオの再生も行なえる。

UBP-X800M2

HDRはDolby VisionとHDR10をサポート。また、HDR非対応のテレビやプロジェクタに、HDRテイストで4K出力できる「HDR→SDR変換」機能や、4K/60pアップコンバート機能を引き続き搭載する。

音質を重視したシャーシ設計をさらに強化。電源基板とメイン基板の間にシールド構造を追加しており、本体シャーシの強度をアップ。回路ノイズを遮断する効果もあり、従来機X800比で1/3まで低減するという。また、AVアンプの設計技術を活用したローノイズレギュレーターを採用。電源ノイズをX800比で約1/100まで低減。これらの改善により、音像がより際立ち、豊かな空間表現が可能になったという。

本体内部

ユーザーインターフェイスも改善。リモコンの「画面表示」ボタンを押すと、再生中の映像を表示したまま、データ情報も重ねて表示可能になった。これにより、使うテレビ/ディスプレイの設定と対照させながら設定できるようになった。

字幕や画面表示の位置調整にも対応。プロジェクターやテレビの画面モード変更時に字幕の表示が最適でない場合などに、字幕の上下位置を好みに合わせて±各5段階で調整できる。

映像に重ねて情報表示できる
ホーム画面

LAN端子と無線LANを備え、映像配信サービスもサポート。Netflixなどの4Kストリーミング配信も表示でき、SDやHDコンテンツを4Kにアップスケーリングできる。YouTube、Netflix、Amazonビデオの4K出力に対応する。なお、X800とは異なりHuluには非対応となったほか、Spotifyやベルリン・フィルには非対応。Video & TV Side Viewアプリとの連携機能も省かれた。

ネットワークプレーヤーやUSBメモリ内の音楽も再生可能。ハイレゾ音楽再生にも対応し、PCM(WAV/FLAC/Apple Lossless/AIFF)は192kHz/24bit、DSDは11.2MHzまで再生できる。音楽CDやMP3などの信号を96kHz/24bitにアップサンプリングして再生する「DSEE-HX」も搭載する。Bluetooth送信機も備え、高音質コーデックのLDACもサポートする。

HDMI出力は2系統で、ビデオとオーディオ信号を分離して出力可能。同軸デジタル音声出力も装備する。消費電力は15W(待機時0.4W)。外形寸法は430×265×50mm(幅×奥行き×高さ)。

背面
付属リモコン。Netflixダイレクトボタンなどを備える