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TANNOY初Bluetoothスピーカー。シンセやゲーム実況ミキサーなどMUSIC TRIBE発表
2019年5月16日 09:00
MUSIC TRIBEサービセスJPと、キクタニミュージック、エレクトリのMUSIC TRIBEグループ3社は15日、音楽制作機材やオーディオ機器の新製品発表会を開催。behringer製のアナログボコーダー「VC340」や、TC HELICON製のオーディオインターフェイス、TANNOYの左右分離イヤフォンなどを発表した。また、発売日は未定だがTANNOY初のBluetoothスピーカーも披露された。
TANNOY初Bluetoothスピーカー登場
同軸スピーカーで知られる英TANNOY(タンノイ)は、フロア型のHi-FIスピーカーなどは従来通りエソテリックが代理店だが、TANNOYのカジュアルな製品を取り扱うキクタニミュージックが、同ブランド初となるポータブルBluetoothスピーカー「LIVE MINI」を国内で発売予定。発売日や価格は未定だが、2万円前後を見込んでいる。
1.75インチのフルレンジユニット2基を備え、3.3×1.5インチのパッシブラジエーターで低域の量感を向上。TANNOYの技術者がチューニングした音質をワイヤレスでも楽しめるという。Bluetoothの対応コーデックはSBC。ステレオミニのAUX入力も備えている。
内蔵バッテリで10時間動作。専用クレードルが付属し、スピーカーを置くだけで充電可能。クレードルとスピーカーの両方に充電用のmicroUSB端子を備える。
既報の通り、左右分離のワイヤレスイヤフォン「LIFE BUDS」も4月26日より発売中。価格は9,999円(税込)。ドライバーはシングルだが、中高域と低域を同軸で構成するデュアルコンセントリックドライバー技術をイヤフォン内蔵のDSPで再現したという点が特徴。
behringerのボコーダー&アナログシンセ
behringer(ベリンガー)ブランドの2019年新モデルとして、アナログボコーダー「VC340 VOCORDER」を発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は75,384円前後(税込)。「80年代から現代に継承されたヒューマンボイスとストリングスサウンドをリアルに再現した」という。
「MS-101-RD」は、伝説のモノフォニックシンセを再現。3340VCO(アナログオシレーター)を搭載する。ステップシーケンサーも搭載。ショルダーキーボードオプションに対応する。近日発売で、価格は未定。
TC HELICONのゲーム配信向けオーディオインターフェイス「GO XLR」など
TC HELICONの新製品として、小型のオーディオインターフェイス3製品が登場。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、ゲーム実況の音声配信での利用を想定した「GO XLR」が39,800円前後(税込)、外出先でもギター演奏の練習ができるモバイルタイプの「GO GUITAR」が3,980円前後(税込)、コンデンサーマイクも利用できる電源搭載の「GO VOCAL」が4,980円前後。
「GO XLR」は、ゲーム実況の音声配信での利用を想定した、ミキサー/オーディオインターフェイス/エフェクター/サンプラーの各機能を搭載。自分の声や、ゲームのサウンド、チャット仲間の声などをベストなバランスでミックスして配信可能としている。咳払いなどの時にミュートできるCoughボタンを備えるほか、1ボタンで自主規制音(ピー音)も出せる。アナログ入力はXLR、ステレオミニ(ライン/マイク各1)。デジタル入力はUSBと光デジタル。ステレオミニのヘッドフォン出力やライン出力を備える。
「GO GUITAR」は、スマホアプリと連携してギター演奏の練習や制作が可能。クリップでベルトやギターストラップなどにも装着できる。ギターだけでなくベースやキーボードなどの録音にも利用可能。
「GO VOCAL」は、“歌ってみた”などを高品質で配信できるというボーカル向けインターフェイス。XLR入力を備え、9V電池も内蔵。ハンドヘルドのダイナミックマイクのほか、48Vのファンタム電源が必要なコンデンサーマイクも接続して利用できる。