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TVerが過去最高の単月6千万回再生突破。1月期ドラマ好調、若年層拡大

在京民放5社が主体となって運営する見逃し配信サービス「TVer(ティーバー)」は16日、'19年1~3月期のユーザー利用状況を公開した。1月は過去最高の721万MAUを記録し、3月の動画再生数は月間で過去最高となる6,102万回を記録。また若年層への認知が拡大し、認知率は56.4%まで上昇したとしている。

MAU(月間アクティブユーザー)の増加要因としては、'18年12月下旬から'19年1月上旬まで公開した「年末年始プレミアム特集」の実施や、1月期ドラマの好調と分析。

3月の月間動画再生数は過去最高の6,102万回となり、初めて6,000万回を突破。好調なスタートを切った1月期ドラマの最終回が多数配信されたことに加え、平成時代の人気番組を集めた特別企画「TIMESLIP TVer(タイムスリップ ティーバー)」が人気となり、再生数の増加に繋がったとする。

なおTVerを含む各放送局主体の見逃し配信サービスなど、民放9社の合計MAUは1~3月期の平均MAU(月間アクティブユーザー)が1,224万となり、1月単月のMAUは月間最高となる1,338万を記録している。なお、MAUや再生数などはビデオリサーチ調べによるもの。

全国15~69歳の男女におけるTVerの認知率は、前回調査('18年12月)から1.5pt上がり、全体層で56.4%に上昇。性年齢別では、女性Teen層が前回調査から4.3pt伸長し66.8%。男女Teen層で60%を超えていることに加え、 F1層で60.5%と初めて60%を超え、M1層でも前回調査から3.3pt伸び56.0%となった。1~3月期に配信した一部ドラマコンテンツがTeen層・MF1層といった若年層に多く視聴された結果と分析している。

2019年3月「無料動画配信サービス及びTVerに関する調査」(マクロミル)より

TVerは、2015年10月にサービスを開始。19年4月にはテレビ大阪が参加し、在京5社と合わせた10社連携となり、累計のアプリダウンロード数が1,800万を突破した。番組の放送終了後から次回放送までの約7日間の見放題を展開。視聴は完全無料で、追加料金も不要。好みのタレントや番組名を登録できるマイリスト機能や全国対応の番組表(地上/BS)に対応している。