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ローランド、イベント演出からライブ配信まで1台でカバーするAVミキサー

ローランドは、中小規模のイベントでの映像演出や音声調整、収録、ライブ配信までを1台でカバーできる、マルチフォーマットAVミキサー「VR-50HD MK II」を9月に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は80万円前後。

マルチフォーマットAVミキサー「VR-50HD MK II」

従来モデル「VR-50HD」のユーザーからの要望をもとに、より現場で使いやすい操作性、最新のライブ配信で求められる高音質、音声調整や映像切り替えの自動化などを実現したフラッグシップ・モデル。

新たに、モニター/収録/ライブ配信など用途に合わせた映像を出力可能な「AUX」専用ボタンを装備。メイン映像に子画面を挿入する「PinP」、読み込んだ最大4枚の静止画を選択する「STILL」などの専用ボタンも新たに搭載。

また、すべてのオーディオ・チャンネルに、音声を個別に確認できる「SOLO」ボタン、「MUTE」ボタンも装備し、イベントやライブ配信本番で便利に使えるという。

使用イメージ

タッチパネルで操作できる大型のマルチビュー・モニターには、静止画を4枚表示できるようになり、入力映像、合成画像を分割表示させて1つの画面で確認・設定できる。

高品質のオーディオ・プリアンプとADコンバーターを搭載し、クリアな音質を実現。プロレベルの音声バランス調整を自動で行なえたり、音声入力を感知して自動で映像を切り替える機能も追加。オペレーションを省力化できる。

音声入力の有無や音量を感知し、各音声チャネルの音量バランスを自動で調整する「オート・ミキシング機能」や、マイクに向かって話している人のカメラ映像に自動で切り替えられる「ビデオ・フォロー・オーディオ機能」、ハウリングを防止する「アンチ・フィードバック機能」も搭載。

LAN端子経由でリモートカメラを最大6台まで制御可能。パナソニック、JVCケンウッドのPTZカメラ(リモートで上下左右の首振り・拡大縮小ができるネットワークカメラ)に対応し、シーン登録することで、専任のカメラ・オペレーターがいなくても、最大6台のカメラを同時操作できる。

外形寸法は437×325×125mm(幅×奥行き×高さ)、ACアダプタを省いた重量は5.9kg。

背面