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アニメ映画化「ぼくらの7日間戦争」'19年12月ロードショー。特報公開
2019年6月11日 15:02
アニメ映画「ぼくらの7日間戦争」が2019年12月から全国ロードショーされる。原作は角川文庫にて1985年に刊行された「ぼくらの七日間戦争」だが、アニメ映画版では“7日間”が原作の漢数字“七”ではなくアラビア数字になっている。特報映像とティザービジュアルが公開され、公式サイトもオープンした。
1985年刊行の「ぼくらの七日間戦争」は、初版から3年後に女優・宮沢りえのデビュー作にして初主演を務めた実写映画が公開。宗田理が手掛ける“ぼくら”シリーズは累計2,000万部を突破。今なお愛される群像劇を、新進気鋭のクリエイター達が劇場アニメ化する。
監督は村野佑太、脚本は大河内一楼。キャラクター原案はけーしん、キャラクターデザインは清水洋。制作は亜細亜堂が担当する。配給はギャガ KADOKAWA。
公開された特報映像の編集は、ヒット作「君の名は。」の予告や、YouTubeでの累計再生回数が2.7億回を越えるDAOKO×米津玄師「打上花火」のミュージックビデオを手掛けた10GAUGEが担当している。
ティザービジュアルでは、雄大な山々に向かい、これから始まる7日間に期待に胸をふくらませる少年少女6人が描かれている。
イントロダクション
大人の都合で引っ越しを迫られる少女、綾。彼女に思いを寄せる少年、守。
勇気を振り絞り、守は最初の一歩を踏み出す。
「逃げよう」
2019年冬、“ぼくら”の青春をかけた7日間の戦争が始まる―。
主人公の鈴原守(すずはら まもる)は、インドア派で歴史が好きな高校二年生。幼なじみの綾に対し、密かに想いを寄せている。
ヒロインの千代野綾(ちよの あや)は、地方議会議員の娘。親の都合により、東京への引っ越しを迫られている。
原作者・監督からコメントも到着
原作者・宗田理 アニメ映画化にあたり
子どもたちが常に抱いているいたずら心や冒険心、悪い大人への挑戦を
子どもの視点から描こうと思ったのがきっかけでこの物語は生まれました。
今もこのテーマを変えることなく、シリーズの新作を書き続けていますが、
これが子どもの本心をついているから、いつになっても子どもたちの心をとらえて
読み続けられているのではないかと思います。
これは作者にとってこの上ない喜びです。
今回、この作品が新しいストーリーのアニメ映画になります。
アニメ映画には小説とは違う感動と面白さがあります。
あの物語がどんなふうに表現され、みなさんをとりこにするのだろう。
それを想像すると、原作者としてもわくわくしてきます。
小説とは違う感動をぜひ劇場で体験してください。
村野佑太監督 アニメ映画制作にあたり
解放区より愛をこめて―
原作を読んで胸が一番高鳴った場面です。
今の子どもたちが必要としている解放区とはなんだろうか。
原作の発表された時代ほど大人は物分かりの悪い人間ばかりではないし、
生まれた時から当たり前にあるネット環境は大人に内緒で
冒険することを容易くさせました。
しかしどうやら、自分たちの自由な居場所を獲得しやすくなったと同時に、
その居場所を守る為にはまた別の不自由さが生まれているみたいです。
今の子どもたちが巻き起こす、新しい7日間の冒険。
原作と、そしてかつての映画に精一杯の敬意を持って、
新しい「ぼくら」の7日間戦争を紡いでいけたらと思います。