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オーテク、縞黒檀やアサダ桜を使った国内生産ヘッドフォンを香港で発表

オーディオテクニカは、8月9日から11日まで香港・Hong Kong Convention and Exhibition Centreで開催中の「The 2019 Hong Kong High-End Audio Visual Show」に出展。天然木素材を使った新たなダイナミック型ヘッドフォン2モデル「ATH-AWKT」と「ATH-AWAS」を発表した。なお、日本国内での発売は未定。

縞黒檀を使用した「ATH-AWKT」をThe 2019 Hong Kong High-End Audio Visual Show会場で展示

1996年の初代「ATH-W10VTG」発表から20年以上に渡り、様々な天然木材を使ったユニークなヘッドフォンを製品化してきた同社が、今回の新モデルでは音響特性に優れた黒檀(縞黒檀)とアサダ桜をハウジング部に採用。「長年培ったヘッドホンの製造技術と天然木素材を生かすノウハウを集結し、最新のHiFi環境に対応した、上質で温かみの感じられる新たなウッドモデルに仕上がった」という。いずれも日本国内で生産。丁寧に組み立てを行なった“MADE IN JAPANモデル”としている。

アサダ桜を使った「ATH-AWAS」

「ATH-AWKT」に採用した黒檀(縞黒檀)は、主に木管楽器などに用いられる天然木材で、杢目(もくめ)が織りなす縞模様の美しさが特徴。広帯域再生を特徴とするAWKT専用の53mm径ドライバーと、黒檀(縞黒檀)の年輪構造が持つ硬さの異なる層が不要な振動を抑制し、濁りのない自然な音色を生み出すという。

「ATH-AWAS」に採用したアサダ桜は、主に高級なスピーカーボックスなどに用いられる天然木材で、高い強度を持ちながら上品な杢目が特徴的。AWAS専用53mm径ドライバーと、アサダ桜が持つ豊かな響きと音抜けの良さで、色彩鮮やかな音色を描き出すという。

The 2019 Hong Kong High-End Audio Visual Showのオーディオテクニカブース