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パナソニック製TV、映画製作者の意図に合わせる「Filmmaker Mode」'20年に対応へ

パナソニックは、2020年以降の一部テレビにおいて、UHD Allianceが発表した新たな視聴モード「Filmmaker Mode」に対応する。ドイツ・ベルリンで9月6日(現地時間)に開幕する「IFA 2019」に合わせて発表した。

パナソニックのテレビが2020年よりFlimmaker Modeに対応予定

Filmmaker Modeは、映画やテレビ番組を、制作者の意図した画質でテレビに表示するという画質モード。モーションスムージング(動き補間)などの後処理を無効にして、フレームレート、アスペクト比、色、コントラストなどについて元の素材に近い形で表示可能としている。既報の通り、UHD Allianceに参加するLG Electronics、パナソニック、VIZIOが同モードのサポートを発表している。

Flimmaker Mode搭載テレビにはロゴが付与され、テレビ購入時の目安となる。また、リモコンには対応メーカー共通のボタンが用意され、そのボタンを押すだけでモードを有効にできるという。

Flimmaker Mode

クリストファー・ノーランや、ポール・トーマス・アンダーソン、マーティン・スコセッシ、ジェームズ・キャメロンなどのクリエイターが賛同。クリストファー・ノーランは「現代のテレビは並外れた技術的能力を提供します。これらの新しいテクノロジーを使用して、できるだけオリジナルに近いバージョンで作品を視聴者に見せることが重要」とコメントしている。

独PanasonicのTV/ホームAVを統括するDirk Schulze氏は「我々はクリエイターが持つビジョンを忠実にコンシューマーへ届けることを目指しており、映画製作者や映画関係者にとっての今回の取り組みの重要性を確信している」と述べている。