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トライオード、定番300B真空管プリメインアンプを刷新した「TRZ-300W」
2019年9月19日 15:17
トライオードは、300B真空管を搭載したプリメインアンプ「TRZ-300W」を10月中旬に発売する。価格は48万円。真空管にPSVANE WE300Bを使った「TRZ-300W-WE300B」も用意し、価格は57万2,000円。
1994年のトライオード創業時から2016年まで販売した定番モデルVP-300BDの後継機。回路形式が同じA級パラシングルという以外は、全体の部品レイアウトをはじめ、トランスなどすべての構成を見直し、「300Bの更なる可能性を追求した」という。
真空管は300B×4、12AX7×2、12AU7×2を搭載。定格出力は20W×2ch(8Ω)。大型トロイダル電源トランスとSiCショットキーバリア整流ダイオードによる高効率でレスポンスに優れた電源部を採用。前面にバイアスメーターを備え、天面にバイアス調整ボリュームを搭載する。
これまでは手動だったハムバランス調整を、独自のTHC(トライオード・ハム・キャンセル)回路の採用によりメンテナンスフリーとした。ライン入力4系統、PHONO(MM)入力に加え、入力切換とボリュームをバイパスしてパワーアンプとして使えるMAIN IN入力も装備する。入力切換や音量調整のリモコンも付属。
周波数特性は5Hz~68kHz(±3dB)、SN比は92dB。スピーカー出力端子は1系統で4~8Ω。REC OUTを1系統備える。
消費電力は定格240W、無信号時210W。外形寸法は440×370×220mm(幅×奥行き×高さ)、重量は34kg。付属品は真空管ボンネット、電源ケーブルなど。
合わせて発売されるTRZ-300W-WE300Bは、「往年の300Bオリジナル真空管に迫るクオリティーを再現した」という真空管のPSVANE WE300Bを搭載したモデル。