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トライオード、「より楽しく簡単に」使いこなせる真空管アンプ

「TRV-88XR」

トライオードは、同社の真空管プリメインアンプ「TRV-88SER」をさらに使いやすく進化させた「TRV-88XR」を、5月に発売する。価格は275,000円。

TRV-88SERは、2月1日から価格を242,000円として、販売を継続する。

目をひくトライオードレッドのデザインや、KT88プッシュプルで出力35W+35Wの基本回路などは引き継ぎながら、バイアス調整や出力管の差し替えが可能になるなど、アンプの使いこなしが「より楽しく簡単にできるようになった」モデル。新設計のリモコンも付属する。

さまざまなスピーカーをしっかりドライブできる高出力を実現。電源部は大型トロイダル電源トランスと応答が早く損失が少ないSiCショットキーバリアダイオードの整流回路を組み合わせた強力な仕様となっている。

シャーシ天面にバイアスメーターとバイアス調整ボリュームを装備しており、メーターを確認しながら簡単にバイアス調整ができる。スイッチ切り替えで出力管をKT88からEL34に差し替えが可能。差し替えたときのバイアス調整もバイアスメーターを確認しながら簡単に行なえる。

アルミ削り出しのリモコン

リモコンはアルミ削り出しで重厚感あるもの。音量調整、ミュート、ダイレクト選択の入力切り替えができる。

回路形式はAB級プッシュプルで、使用真空管はKT88×4本、12AX7×1本、12AU7×2本。再生周波数帯域は10Hz~90kHz(-4dB)。SN比は90dB。

入力はLINE入力を3系統に加え、フォノイコライザー搭載のPHONO(MM型対応)も備えており、アナログレコードプレーヤーも接続できる。入力感度/インピーダンスはLINEが340mV/100kΩ、PHONO(MM)が2.5mV/47kΩ。スピーカー出力は1系統(4~8Ω)

消費電力は280W、無信号時120W。外形寸法は345×320×185mm(幅×奥行き×高さ)、重さは17kg。真空管ボンネットと電源ケーブル、リモコンが付属する。